今回は、1年半通った準個別の塾について振り返ります。高1秋から英語を始め、高2進級時に高2英語の範囲まで終わりました。高2から英語の対面授業と数学を始め、高2秋に英語を再開して高3の範囲に入り、年度末まで続けました。
⚪︎ 英語
最初に英語を始めたときは、自分のペースでどんどん進められるしくみが娘に合い、成績が伸びて楽しかったのがさらに効果を上げる要因だったのではないかと思います。
それに気を良くし、高2進級時に英語の対面授業を取りました。
準個別では、娘は高2までの範囲が終わったあと高3の範囲に入りたかったようですが、ここで数学を取ってみようということになり英語を中断。それまでの受講を自学にどう活かすか試したい意図もありました。
高2秋にコマを追加し英語を再開。高3の範囲に入りました。しかし成績は徐々に伸びにくくなり、微妙に偏差値が下がってきました。1コマ1回で進められる級数に上限が設けられ自由に進めなくなったことが、本人的には興醒めするところでもありました。
対面授業は悪くはなかったものの、1年通して受講してみて、娘にとっては受けても受けなくても良かったかもという印象です。
⚪︎ 数学
中学のときから苦手意識が改善されず、心の隅に引っかかっていた数学。
娘の場合、数Ⅰaと数Ⅱbを共通テストで受験するので、基本的なことを応用できる文系数学の範囲は押さえたい。高得点を狙うためではなく、取れるところはしっかり取れるようにしたい。その目的のために数学に取り組むのは最後のチャンスではないかと考え、高2進級時に数学の準個別を始めました。
数学は英語ほど順調には進まなかったため、半泣きで挫けそうになりながら、それでも最後までやり切れば力がつくはずと励まし粘ってもらいました。やはり最後までやるのが大切なのだと思います。数Ⅰで平均を越えてきて、本人も頑張った手応えを感じるようになりました。
また、最初の講師が娘に合わなかったようで、しかしそれを娘が口にしないため、手を打つのが遅くなってしまいましたが、担任に相談すると講師を替えてみたらどうかと提案され替えてもらいました。次に当たった講師は、質問しにくいようなことはなかったようです。
講師が合わないと言うのは悪いことではないこと、不満を伝えるのは愚痴や悪口ではないことを、娘と改めて話し合いました。
⚪︎ 季節講習 高1冬、高2春、高2夏、高2冬
季節講習では対面授業は取らず、普段の準個別のコマを増やす取り方のみでしたが、枠を押さえる手続きが何度やってもわかりにくく、そこに毎回気をもみながら時間と気持ちを消耗することに違和感を持つようになりました。
それがきっかけとなり、年度の区切りで辞めることを決めました。
⚪︎ 退塾
高3から大学受験に向けて受講を検討していた別の対面塾の英語を、高2の冬から体験目的で取り始め、同時に準個別は年度の終わりまで続け、最終的に進級手続きをせず退塾しました。
たまたま娘が気に入っていた担任が他校へ異動されることになり、娘自身も切り替えるにはちょうどいい機会と感じたようでした。
⚪︎ まとめ
個別は、中2数学で通った地元の塾に続き2度目でした。共通する課題はマンネリ化。仲間やライバルの存在を感じにくく刺激が少ないため、特に主体的な取り組みでないとやっつけ学習になりがちです。自分の中のそれに気づければいいですが、いつ気づくのかが悩ましい。
また、講師との距離が近いぶん相性が重要なポイントで、違うと思ったら講師を替えてもらう等フットワークの軽さは意識しておきたいところです。
得意科目と不得意科目でも違ってきそうです。不得意科目では、そもそもがわからないのを四苦八苦しながら質問しているので、わかること前提の説明をされてもわからず、そうなると講師に対して申し訳なくなってそれ以上質問できなくなってしまうのです。娘は学校の数学でそういう悩みがあったので、個別塾の利用など模索が続きました。
質問に対しどんな説明を投げ返してくれるかを通して、講師は自分を見ているか、自分に合うかどうかを生徒自身が見極めていくことは悪いことではないと、特に他者に対して律儀な生徒(こういう子多いんじゃないかな)には伝えたいです。