君と歩いた道

シングルマザーもものブログです。公立の中高一貫校に通う娘がいます。

娘心と春の空

多感な中3女子にとって、一日一日が怒涛のような濃密な季節です。特上の笑顔を見せたかと思えば、急にとげとげしい言動が飛び出してきたりと、ご機嫌がコロコロ変わります。ですから、私はボーッとしていると翻弄されることの連続です。

親からすれば、どんなときも娘は娘なので、たとえカチンと来てもイラッと来てもそれで娘を見る目が変わるわけではないのですが、外ではどうなのかなと気になるところではあります。

ひょっとしたら相手が親だから、そういう気まぐれな態度が出てくるとすれば、親の心配は取り越し苦労。中学生くらいのときって、親が何もわかっていなさそうに見える気もします。実際話してくれないと具体的なことはわからないですしね。また、そのために外で娘が悲しい経験をすることになったとしても、娘の経験を阻害しないで黙って見守るのがベストなのかも・・

娘は自分のことを直接的に褒められると、照れ臭すぎて真っ向から否定する一方で、娘の好きなものを褒められると満更でもなさそうな反応を見せます。

とりあえず私は、娘の良さを娘にわかってほしいので、粘り強く娘の好きなものを拾っていきます。

通勤途中の信号待ちで

朝の通勤途中のことです。横断歩道の信号待ちで、保育園に向かうらしきパパと男の子の二人連れを見かけました。やさしそうなパパとかわいらしい男の子です。

男の子がパパの腰にしがみついて「抱っこ、抱っこ」とせがんでいます。パパは男の子の顔を見つめながら、男の子に「抱っこは今度ね」と話しかけますが、男の子は聞きません。信号が青になり、パパは根負けして男の子を抱き上げました。

すると今度は「走れー、走れー」と男の子がパパの肩を叩いて叫びます。馬のお尻を鞭で叩くように・・ パパは男の子を抱っこして歩きながら、気持ち走る素振りを見せますが、男の子はもはやズリ落ちそうになっています。抱っこして、荷物を背負って走るパパの大変さを、男の子は知る由もなく屈託がありません。男の子にとっては、パパは完全無欠のスーパーヒーローで、それを疑う余地はないのです。

思わずそんな一部始終を見守りながら、私は娘が小さかった頃のことを考えました。娘はどうだったかな。私はどうだったかな。

小さいときのわがままや自己主張は、いつか心優しい大人になるための大切なステップ。かといって、親にだってできないことはたくさんありますから。言いたいことを言わせてあげるとか、聞いてあげるだけでも、子どもは大満足なのかもしれません。

諦めない強さ、信頼する強さを、小さな子は自分で育てようとしているようにも見えますね。

中3の娘へ贈る中島みゆき

その名も『Singles』、中島みゆきのコレクションアルバムです。1975年〜1986年に録音された、1stシングルAB面から20thシングルAB面までの40曲が収められています。私は当時のみゆきさんを10代の頃に聴いていました。素直というか正直というか、言葉にしにくい思いをストレートに歌う声と詩が、今聴いても強烈に心の奥に沁み込みます。

その中島みゆきを、なぜ今娘に贈ったか。

中3の娘です。複雑な思いが入り混じった感情を、どうしたらいいのか途方に暮れる年頃といいましょうか。

実は娘と昨年から、倉本聰脚本の『北の国から』を第1話から観てきまして、作品の中で中島みゆきがよくBGMとして流れるのですが、あるとき『ホームにて』が流れてきました。ええそうです、第4話の、大滝秀治の語り口が胸に迫るシーンです。娘がこのシーンを観ながら、曲名を私に尋ねました。私は即答できなかった。大好きな曲なのに。それでも娘がタイトルを訊いてくれたことが、とてもうれしかったのです。

ネットには、いろいろな人がカヴァーした動画があふれています。けれど、中島みゆきが当時歌っていた曲は、娘にも中島みゆきの声で聴かせたいと思いました。そこで、最近の中島みゆきしか知らない娘には、どのアルバムがいいものかと探して『Singles』を見つけました。

CDの『Singles』は、ポニーキャニオンから1987年8月21日発売(D75A-0309)、1994年4月21日再発(PCCA-00557)、ヤマハミュージックから2004年6月22日再発(YCCW-10002~4)されており、今回購入したのは1994年再発されたCDの中古です。

曲目リストを目にするだけでも込み上げてくるものがありますから、ここに載せてご紹介します。良かったら聴いてみてくださいね。

そういえば私自身も、高校に入学して部活に入った頃、先輩からみゆきさんのシングル盤の曲を集めたカセットテープをもらった思い出があります。新入部員に挨拶代わりにみゆきさんのカセットをプレゼントするのがポリシーみたいなユニークな先輩でした。懐かしいです。

曲目リスト
DISK Ⅰ

  1. やまねこ 1986年11月21日発売
  2. シーサイド・コーポラス
  3. 見返り美人 1986年9月21日発売
  4. どこにいても
  5. あたいの夏休み 1986年6月5日発売
  6. つめたい別れ 1985年12月21日発売
  7. ショウ・タイム
  8. 孤独の肖像 1985年9月18日発売
  9. 100人目の恋人
  10. ひとり 1984年3月21日発売
  11. 海と宝石

DISK Ⅱ

  1. あの娘 1983年10月21日発売
  2. 波の上
  3. 横恋慕 1982年9月21日発売
  4. 忘れな草をもう一度
  5. 誘惑 1982年4月5日発売
  6. やさしい女
  7. 悪女 1981年10月21日発売
  8. 笑わせるじゃないか
  9. あした天気になれ 1981年3月21日発売
  10. 杏村から
  11. ひとり上手 1980年10月21日発売
  12. 悲しみに
  13. かなしみ笑い 1980年2月5日発売
  14. 霧に走る

DISK Ⅲ

  1. りばいばる 1979年9月21日発売
  2. ピエロ
  3. おもいで河 1978年8月21日発売
  4. ほうせんか
  5. わかれうた 1977年9月10日発売
  6. ホームにて
  7. 夜風の中から 1976年7月25日発売
  8. 忘れられるものならば
  9. こんばんわ 1976年3月25日発売
  10. 強い風はいつも
  11. 時代 1975年12月21日発売
  12. 傷ついた翼
  13. アザミ嬢のララバイ 1975年9月25日発売
  14. さよならさよなら

地元神社に初詣できた

お正月に初詣はしているのですが、今回は地元神社に初詣です。年末年始の帰省から帰ったらすぐに行こうと思いながら、延び延びになってしまい気づいたら2月。

休日の部活帰りに途中で待ち合わせて、ランチと買い物をしてその帰り道。神社の前を通りかかったときに、娘「お参りしてく?」と言い、私「だよね!」と応え、念願のお参りをしてきました。地元神社の前の道を娘と一緒に歩くこと自体が、今ではそうそうないのです。

お天気が良く、澄み切った青空のもと、参道をゆっくり歩きました。夏祭り、秋祭り、正月祭り、桜の季節と、季節が移り変わるたびごとに、娘の成長を見届けてくれた神社です。金魚のハナちゃんも、この神社ですくいましたね。

娘、こんなに大きくなりました。

地元神社の神様、関係者の皆様、いつもありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いします。

情報収集に潜む危険と罪深さ

情報収集は能動的な行為ではあるけれど、その情報を集めるとき人は無意識に、自分の考えを後押ししてくれる情報を探しているように思います。自分の理論や直感を裏づけてくれる情報に、目が向きやすいのです。そこに公平な視点はないのだろうなと。

だから、一見これだと飛びついた記事であれば尚更、その文脈に隠された意図を見逃してしまうことも少なくない。結論ありきで、自分の考えや自分が支持したい考えに批判的な記事は、意識に働きかけてこない。自分が望む方向性の情報を得ることで、その考えが間違っていない根拠が欲しい。思い込みが強いと、どうしても自分が見たいように見えてしまう。

また、検索して引っかかってくる膨大な情報は、多くは内容がありそうでなさそうなことがあふれており、その中から必要な情報に至るまでの労力とかける時間は相当なものです。すると、脳がくたびれてくるから見る目が鈍くなっていく。本質を見抜こうにも、そこにたどり着くには思考がまだまだ曖昧だったりして、たどり着いたときには後の祭りということもあります。

娘にも、そういう意味で字面に惑わされない豊かな視点を培ってほしいなと思います。勉強は、そのための修行なんですよね。