君と歩いた道

シングルマザーもものブログです。公立の中高一貫校に通う娘がいます。

1年7か月ぶりの実家へ、でも日帰りでとんぼ返り

 前回の更新から2か月近く経ってしまいました。その間に梅雨が終わり、猛暑が続き、三者面談やらオーキャンやら、オリンピックやら感染拡大やらワクチン予約やら娘のスマホ問題やら、なんかこういろいろと頭の中が錯綜して書きたいことがまとまらなくて、書き出してもボツの連続でした。今回は更新できるかな。

 さて、諸事情のためこの夏どうしても実家へ行かなければならない事態になり、家族とも相談して日帰りで行ってきました。ここではその前後の記録を残したいと思います。

 

 まず、実家に行くにあたり、私が抗体検査を受けました。抗体検査は過去に感染した可能性を調べる検査で、一度受けたいと思っていました。感染したことに自覚がないまま治癒していたら、多少は抗体があるのではないかと考えました。

 職場の健康診断で行ったことがある健診機関で抗体検査をやっているのは知っていたのですが、健診はすでに受けたあとだったので、抗体検査だけ受けられるか電話で聴いてみたところ可能とのこと。できるだけ早く結果まで受け取れる直近の検査日が電話した当日で、即決で行ってきました。

 採血の注射を打つ際に、何故か声をひそめて聞かれました。ワクチン接種後の確認なのかと。わざわざ個人的に自腹で受ける目的が見えなかったということでしょうか。いえ、ワクチンはまだです、と答えると、納得された様子でした。

 それが7月の終わりのこと。8月の初めには結果が届きました。陰性でした。抗体は認められませんでした。少なくとも過去に罹患した可能性は低いという結果でした。

 

 次に、PCR検査を受ける方法について調べ、自宅で検体を採取して郵送する方法で受けることにしました。私と娘で2回分の検査キットを購入。

 検査キットは2日ほどで届きました。採取は、実家に行く5日前、娘の夏期講習と部活が終わった翌日に採取しました。その後娘は実家に行くまで外出なし。事前予約していたオーキャンをキャンセル。私は1日出勤がありましたが、外出の仕事は翌週に回し、事務所内で1人で内勤に従事。

 採取し即日発送した2日後にメールで結果が届きました。2人とも陰性でした。

 

 PCR検査の陰性の二文字はとりあえず安堵をもたらしましたが、スーパーやコンビニなど買い物のための外出は日常的にしていますから、検査後の感染もあり得ます。

 当日の朝、弟に車で迎えに来てもらい、夜、弟に車で送ってもらう。その間、車の中、実家にいる間も、私と娘、実家の家族と、みんなでマスクして、今回の目的の作業をしながら過ごしました。

 実家に向かう途中、開店と同時に最寄りのスーパーに入ったのですが、結構な人出でした。開店まもない時間帯が店内の消毒もバッチリでいちばん感染リスクが低そうですが、そう考える人の密がそこでまたできて、その一人が自分というわけです。とにかく人を避けて避けて、買い物しました。

 実家に着くと、玄関の前でハタキで衣服をはらい、手指を消毒、うがい、手洗い、マスクの交換をしました。

 

 とんぼ返りの一日でしたが、予定していた作業をすべて終えました。また、母に会えたことがいちばんうれしかった。母の髪は、絹糸が輝くような真っ白になっていました。母の左右の目の形がいびつになっているのが前より目立って見えました。

 母は、もしかしたらこれが最後になるかもしれないからと、相続の話までしてきました。

 実家の周辺の風景も、少なからず変わっていました。官舎や社宅が取り壊されるのを見ないまま、すでに跡地に新しいマンションが建っていました。実家のバルコニーからは、隣の駅の方角に見慣れないタワーマンションが見えました。いずれも、これが建築の限界なのかと受け止めるしかないような、センスが感じられない外観。

 娘は実家に行くまで何度か、おばあちゃんちに泊まりたい、泊まれないの?と口にしました。そのたびに私も揺れたけれど、計画を変更することで気持ちに隙が生まれるのは避けたい。それに、泊まったらリラックスしてともすると油断してしまいそう。後悔はしたくないから、今回は計画どおり日帰りにするの、と娘に話しました。

 次に帰るときは、泊まりで帰りたいです。