君と歩いた道

シングルマザーもものブログです。公立の中高一貫校に通う娘がいます。

こどもの日の菖蒲湯

 昨日は、私は出勤でした。といっても会社は休業日で、緊急のための電話番です。かかってきた電話は1本でした。1本もかかってこないと予想していましたが、当てがハズレました。

 職場から昨日の出勤を要請されたとき、こどもの日に出勤ということで、私はちょっと罪悪感というか、不甲斐ない気持ちになりました。お出かけも帰省もできないし、ま、いいかとは思ったのですが、されどこどもの日。子どものためだけに過ごしたい日です。

 

 娘は休校期間に入った3月の初めから、外出を控えるために実家に身を寄せています。それから2か月が経ってしまいました。

 公表されている自治体の感染者数を見る限り、実家がある区域の累積は1桁で、その1桁を何とか維持してほしいです。辺鄙なところで観光地でもないので、外からわざわざ人が入ってこないから流行が落ち着いているのか、わからないなりに想像しています。

 一方で、自宅がある自治体では、感染者数が毎日増加しています。また、自治体が公表するのは感染者数だけで、どの地域で感染が増えているのかわからないため、周囲の病院や企業が独自に公表する情報を自ら探し、やっと知る程度です。検査を受けるべき人がすべて受けられていないことを踏まえると、どこで感染してもおかしくない。

 せめて休校期間中は、娘は実家にそのままとどまっていてもらうのが最善なのだと思います。数か月でも、子どもにとっては成長が著しい濃密な時間で、それを見届けられないのが心配でもあり悔しくもありますが、止むを得ません。感染防止の観点からも、閉じこもることによる精神的なケアという観点からも、こちらにいるよりは安全です。私が感染したら、家庭内感染からは逃れられないと思いますから。

 同時に、私は自宅でひとりなので、自分自身の体調の変化をさらに注意深く観察していかねばなりません。仕事は最近やっと交代勤務になりましたが、営業は通常どおりで、外出の用事やお客様との接触もあります。同僚は遠方から電車通勤です。ですから、急に重症化して孤独死というのも他人事ではありません。

 

 さて、こどもの日の話題に戻ります。娘に菖蒲湯に入ったか訊くと、入ったよと回答。菖蒲と一緒に写真を撮ったか尋ねると、さすがにもう撮っていないと笑われました。そ、そうか、撮っていないのか・・しかし、さすがにってなんでよ・・とガッカリするやら狼狽るやら。写真を撮ってね!とあらかじめ頼んでおくべきでした。

 小学生の頃まではゴールデンウィークは例年帰省していて、こどもの日は菖蒲湯に入り記念写真を必ず撮っていました。中学生になってからは部活で帰省できたりできなかったり、できても数日ピンポイントで帰ってせわしないので私もうっかりしていたのか、最近は菖蒲と一緒に写る娘の写真がありません。

 気づけば娘は高校生。入浴中の写真を撮るのは卒業かもしれないけれど、菖蒲を持ってバスタブから首を出している写真ならいいんじゃないの?と思ったり、ぐずぐず諦めがつかない母なのです。

 

 来週以降、娘の学校も休校期間が延長になると思います。学校からの連絡は、おそらく連休明けに来るのではないかと。保護者には、学校や教育委員会の通達などを除き、今のところ担任の先生から連絡が来ることはありません。娘自身が先生としっかり連絡を取れているからだと受け止めたいですが、果たしてどうなんでしょう・・

 実家に滞在している間のオンライン学習は、弟のPCを貸してもらっています。設定でわからないことは、何がわからないのかを私が娘に聞き出し、サポートを弟や甥に頼っています。

 本当は、娘が自分でわからないところをどうわからないのかを説明できるようにしてほしいのですが(誰に対しても)、私がわかりすぎるのが娘の口下手を助長させているとも思うので反省です。それでも、こんな状況ですから、放置して見守ることもできないわけで、しょうがないじゃないかとも思うのです。