君と歩いた道

シングルマザーもものブログです。公立の中高一貫校に通う娘がいます。

中3修了式を前にして考えたこと

 今週は久しぶりに駅前で、近所の女子校の制服姿の生徒たちを見かけました。休校を切り上げるか、いつまで続けるかなど、地域によって判断や決断が分かれるだけではなく、同じ地域内でも学校によって分かれるというのは興味深いポイントです。

 娘の学校では、休校期間に入って3週間が経過。来週は修了式に出席し、春休みに入ります。春休み中も部活は休みです。新学期は、このぶんだと休校期間を終え、始業式は実施されそうと読んでいます。

 

 一方で、国内ではすべての都道府県ではないにしろ、日別の新型コロナ感染者数は着々と増えています。検査数を抑制しながらも日別の感染者数が増えているということは、未検査の感染者数も見えないだけで増えていることが考えられます。

 また、注目する報道としては、休校期間中に家族でスペイン旅行を敢行し、帰国時の成田空港での検疫で高校生以下の女子生徒の感染が確認されたこと。空港内でウィルス検査を受け待機を要請されるも結果を待たず、羽田空港から那覇空港を経由して帰宅した。女子生徒に症状はないという。

 けれど、この家族の行動は氷山の一角とも思われます。娘の学校の生徒たちの中にも、休校期間に入ってからも集まって出かける子たちは少なからずいました。電車で移動して遊びに行けば、当然ランチで飲食店やカフェに入ったりすることになりますし、遠方に旅行したりなどもあったようです。

 そんなことを踏まえると、今後学校関係者からひとりも感染者が出ないとは考え難い。海外渡航とかクラスターに身を置いていたとすれば、上記のように有無を言わさず検査が実施され報道されるでしょうけれど、市中感染で未検査のままルートを特定できなければ、周りは知る由もありません。

 

 2週間後に状況がどう変わっているかわかりませんが、仮に感染率が上昇傾向のまま学校が再開されるとしたら、部活が再開されるとしたら、我が家はどうするかを考えています。集団行動とウィルスの共存は、一部の犠牲を容認することを前提とします。

 娘は、部活が再開になったらやりたいと言います。しかし部活はじっと授業を受けるのとは違って、集団でテンションを上げて盛り上げていく要素があります。至近距離でぶつかり合うこともあります。声も出します。学校の判断にもよりますが、流行が終息するまでは自主的に休むことを考える必要が出てくるかもしれません。登校は注意してするとしても、部活で感染防止を徹底できるかは疑問だからです。

 正しく怖がるとは耳にタコができるほど聞かれますが、正常性バイアスに陥ることの反省は、震災で痛いほど思い知ったはずです。とりあえず修了式の時点で学校がどういう方針を出すか、新年度のことはまだ何とも言えないかもしれませんが、まずは注視ですね。