君と歩いた道

シングルマザーもものブログです。公立の中高一貫校に通う娘がいます。

旧ブログの閉鎖と振り返り

 2017年6月、娘の小学校卒業と公立中高一貫校入学の節目の記念に、初めてブログを開設しました。ブログのイロハもわかりませんでしたが、記録を残して思考の整理ができるのはブログかなと考え、思い立ったが吉日と挑戦しました。

 2019年9月、ブログの移転を決断。さてどこに引っ越すかということで、しばらく試行錯誤が続きます。

 2020年1月、とりあえずの引越作業がようやく終わり、こちらのブログで更新を再開しました。

 2020年5月、旧ブログを閉鎖しました。

 

 私にとってのブログは、言葉の記録です。考えたきっかけや足跡を記録することで、読み返したときに、記事を書いたときのバックグラウンドを間接的に思い出します。昔の流行歌を聞いて、当時のことを思い出すのと似ています。

 この3年間、娘は学校生活においてさまざまなことを経験しました。娘の受検については、受検期から入学してからも、この選択をさせたことが果たして正しかったのか、ずっと考え続けてきました。学校というのは、縁といえばそれまでですが、外から見えるハード面だけでは測れないことの方が重要なのだと痛切に感じました。

 通り過ぎてしまえば、どっちに転んでも行くべき道を進んでいくと思うようになるのでしょうけれど、真っ只中にいるときは、今置かれている居場所を最大限に活かすべく気づきを模索します。

 この春、娘は高校生になり、新しい学年に進級しました。無我夢中で走り抜けた3年間の後に待っていたのは、思いがけない学校行事の中止や休校。いきなりどかんと与えられたまとまった時間。対照的すぎて呆気にとられます。

 それでも入学してから今までの間で、今がいちばん先生方との距離が縮まっているように親の目には見えます。生徒たちの学びを止めないための先生方の奮闘がありがたいです。不幸中の幸いは、こういうときだからこそ見えてくる出会いなんですよね。

 

 今の今、世界中が新型コロナウィルスの脅威にさらされている中で、その中のひとりとして感染症の怖さを目の当たりにし、何を考えどう行動するかの選択に日々迫られていることは、今後を生きていく娘にとって貴重な経験になると思います。

 休校期間が長引くことにより生じる学力格差は懸念材料ですが、失うものがあると同時に得るものもあるわけで、娘には失うものは自力で補填していくだけの底力を発揮してほしいですね。それはもちろん、自分自身が失うことによる損失を知らなければできないことなので、そういう見えないものを見抜く目を育んでもらうための、今はチャンスのときなのかもしれません。

 そして体と心の健康を守ること、それがいちばん大切な基本です。これからも正しい手洗いをしっかり続けてほしいです。自分が外出しなくても、家族の最低限の外出でウィルスは家の中に侵入しますから、食事の用意やお茶の時間の前の手洗いは必須です。

 

 中等教育学校の生活の折り返し地点を越え、これからどんなことが待ち受けるのか、心配ながら楽しみにしています。感染防止と学校生活を両立する具体的なあり方、オンライン授業の導入で大きく変わる学校の環境など、娘が積極的に向き合っていけるように、私も注意深くアンテナを張っていきたいです。