君と歩いた道

シングルマザーもものブログです。公立の中高一貫校に通う娘がいます。

東京大学入学式、上野千鶴子さんの祝辞

2019年(平成31年)4月12日、東京大学の入学式で述べられた上野千鶴子さんの祝辞。ノーカットで配信された日テレNEWS24の動画を娘にも見せました。

私が上野千鶴子さんの生の声を聴いたのは、これが初めてでした。娘に見せたのは、私がそのノーカットの動画を実際に見て、聴いて、素晴らしいなと思ったからです。

上野千鶴子さんの名前や肩書きは知っていても、世間で話題になる表面的なところでしか知らなかったことを思い知りました。フェミニズムという学問について、世間が攻撃する切り口でしか理解していなかったんだなと思いました。

よく知りもしないで、わずかな情報で知った気になっている。自分自身の見解の偏り、誤解、偏見に気づきました。

学問が目指すものは深い。そのうえで、大学で学ぶとはどういうことか。

だから、これから学ぶ娘に、説明を何も付け加えずに、ただ上野さんの祝辞の動画を見せました。深く深く考えるきっかけになってくれたらと思います。

また、上野さんの祝辞について、賛否ともに話題になっているようです。その中で、おおたとしまささんの下記の取りまとめは、実際の講演に即した内容になっているように思われました。

「構造的弱者」への眼差し訴えた東大・上野千鶴子名誉教授の祝辞(Hint-Pot/2019.04.18/著者:おおたとしまさ)

もう少しで平成が終わる、この時機に、これまでとこれからをつなぐエポックとなるニュース。まだ実際に映像を見聞きされていない方は、ぜひこの目で、この耳で、見聞きされてください。