ポムの樹というオムライスのお店があります。先日、出先で娘が「オムライスが食べたい」というので、目の前にあったポムの樹に入りました。何度か入ったことはありましたが、ずっと前のことでメニューや味についてなどはよく覚えていませんでした。
店に入りメニューを一通り見て、まずはチキンオムライスに決定。次にサイズ。メニューにはSとSSしか表記がありません。大盛りにできるのか店員さんに聞いてみました。するとポムの樹のオムライスはサイズが、SS、S、M、Lと4つあるとのことです。そして腹ぺこの娘は断然Lにすると言います。
娘は、大盛りと頼んで「これが大盛り?」という経験を何度もしており、大盛りといっても大盛りとは限らないと思っているのです。一方で特大サイズを頼み、ごくまれに苦しみながら完食するということが過去にないわけではないものですから、店員さんに「Lサイズって、どんな感じですか?」と聞いてみました。
- L お茶碗5.5杯、たまご6個
- M お茶碗2.7杯、たまご4個
- S お茶碗1.7杯、たまご3個
- SS お茶碗1.3杯、たまご2個
メニューの最初のページにはそう書いてあり、店員さんはSが標準サイズだと言いました。私「これはちょっと、Lはやめた方がいいんじゃない? 今日Mを食べてみて余裕だったら、次はLを頼んでみよう」と言うと、娘は納得が行かない様子でしたが、渋々Mを注文しました。ちなみに私もMです。
出てきたMを見て、娘「次はLを頼む!」と物足りなさそうな表情を見せて食べ始めましたが、半分以上食べたあたりで「く、くるしい・・」と言って降参するように笑い出しました。「だって腹ぺこだったから、絶対Lだと思ったのに」と悔しそうです。
私「じゃあ、今度もっと腹ぺこだったら、今度はLを頼んでみようか?」と言うと、娘「いや無理」と即答。このときの腹ぺこ具合は史上最高だったようです。これ以上の腹ぺこはそうそうない。娘も私もMを完食しましたが、その夜はめっきりおなかが空かず、頑張ってもりんごしか食べられませんでした。
娘、面白い子です。小さいときの天真爛漫さが、少し戻ってきました。