私の中学時代、定期考査で美術と音楽があったかどうか記憶が曖昧なんですが、たぶんあったんじゃないかと思います。
というのは、中2の3学期にアチーブメントテストというのがあり、これは全9教科ありました。通称ア・テストと呼ばれるもので、当時採用していた行政区で教育を受けた中学生だけが経験しています。ア・テストの結果で、ほぼ高校受験の志望校が絞られてしまうという良くも悪くも話題になったテスト。
主要5教科と併せて、実技4教科も必死で対策したのを覚えています。
内申は中3の2学期の成績で全9教科。
高校受験の本番のテストは5教科。
進学した公立高校は普通科で、1年次から書道、美術、音楽は選択科目になり、書クラ2クラス、音クラ4クラス、美クラ3クラスの計9クラス。私は美クラでした。
ちなみに1クラスは45人。学年の男女比は2:1です。
2年次は文理分かれて、理系4クラス、文系5クラス。芸術の選択科目は混合になり、私は美術を選択しました。
3年次ははっきり覚えていないのですが、授業は午前中でほぼ終わり、午後は受験に向けた選択科目のみ。芸術科目の授業は、もうなかったような。
つまり、高校に入って音楽の授業はまったく受けていないということになります。
一方、娘が入学した公立中高一貫校の場合、
現在中学生なので、美術も音楽も授業はあるものの、定期考査はありません。私が経験したア・テストのようなものもなく、高校受験もないので、純粋に授業を受けるのみです。
高校の過程に進級すると、美術と音楽はどちらかを選択するようになるようです。
私の中高時代と何となく似ているようで、明らかに違うのは、美術と音楽については、娘は一切ペーパーテストを受ける経験をしないということです。
確かに美術と音楽は、知識を入れるというよりは、感性を磨く教科だとは思うのですが、美術の歴史、音楽の歴史を学ぶのは、中学時代しかない子たちだって多いんじゃないかな。美術や音楽を専門とする道に進まなくても、一般の子たちが学ぶ機会として重要だと思うんですよね。
音楽に関しては、小学校の頃から現代の流行歌を授業で扱うことが多くなっていて、クラシックはわからないとか、小学生のときに当然知っていると思うような音楽を知らなかったりということも多いです。必要だと思えば、家庭でやってということでしょうか。
というわけで、美術と音楽、ちょっとないがしろにされているような気がしちゃってやまないのです。