君と歩いた道

2017年に公立中高一貫校に入学した娘は、2023年に大学生になりました。

その日暮らしに疲れたときに

下記の記事を読んで、ある気づきがありました。

「やりたいことが何もなかった」――堤真一が21歳で生き方を決めた舞台

11/11(日) 9:00 配信

(聞き手:島﨑今日子/撮影:岡本隆史/構成:Yahoo!ニュース 特集編集部)

堤真一さんのインタビュー記事です。何の気なしに読み始めたのですが、思いがけず発見がありました。闇の中に一筋の光を見たような。後半の一部を引用します。

「醍醐味っていうか、仕事ですしね。でも、まあ、本当に仕事って割り切れたらもっと楽だと思いますが……。何なんでしょうね。僕は今も安定しているとは全く思ってないし、毎回違う作品、違う役をやるわけですから毎回不安だし、『できねえんじゃねえの?』『大丈夫か?』って思ってる。だからこそいつもちゃんと努力するんだと思う。できると思ってたら絶対、努力しないですから」

私も『できねえんじゃねえの?』『大丈夫か?』って思います。いつも思っています。母子家庭のその日暮らしのような毎日に、常に不安がつきまとう。リストラに怯えて、病気や体調不良に怯えて、ビクビクしてしまう。

今までは、そういう不安をいかに払拭するか、はねのけるか、逃げ切るか、そのために安定した仕事を手に入れることに必死で、そっちにばかり意識が行っていたような気がします。そうじゃない。『できねえんじゃねえの?』『大丈夫か?』という不安は、あっていいんだと。あることを認めればいいんだ。そして、その不安は、自分の宝物にすらなる。

できないと思ってもやるしかない。そうやって今までやってきて、ここに来て、もうダメだとヘタレそうになっていました。そりゃ疲れますよね。疲れることだって、生きていればありますよね。

できないことをこわがらないで。できない自分を受け入れて、堂々としていていい。

なんか脈絡がなくてすみません。これだ!と思った記事だったので、記録させていただきました。