某日、隙間時間で観られる映画、かつ観たい作品ということで候補に挙がったのは下記3つ。
・北の桜守
この中から、選べないながらもええいっと『グレイテスト・ショーマン』を選びました。観たら元気が出そうな映画なんじゃないか?という荒い基準で。
ヒュー・ジャックマンは、ミュージカル映画『レ・ミゼラブル』で初めて観て印象に残っていますが、それ以外は今回もあえて予備知識を入れずぶっつけ本番で観ました。
結論から言って、観て良かったです。どこが良かったか、稚拙に気ままに記します。
・誰も死ななかった
死にそうな場面もありながら誰も死なないでストーリーを最後まで引っ張るのがすごいです。但し、導入部分のお父さんの病死は除く。
・ヒュー・ジャックマン演じるバナームが、危なっかしくて見ていてハラハラするのだが、火事の中に飛び込んで仲間を助け出してくるその行動は、彼のすべての過ちやそそっかしさをカバーするに値する
・人の側面というのは1つではなくて、良くも悪くもいつも動いていて一定じゃない。失敗もたくさんするのだが、その失敗の数々が後の人生のレールを形作っていく
・はてしない物語の「すべては必要な経験」を思い出した
・バナームの前に現れたオペラ歌手の美貌と美声に私は目も耳も心も奪われ、よもや不倫?みたいな危険な波長をびんびん感じたが、バナームは踏み止まった
・私は彼女に誘惑されたが、バナームは誘惑されなかった
・彼女はバナームを誘惑していたのだった。そこに私は気づかなかった。彼女はバナームに好意を持っていたんだな。その誘惑に彼が乗ってこないことを彼女は逆恨みする。彼女とのスキャンダル記事が妻を怒らせる。
・夫を信頼して何事にも寛容な妻だけど、浮気だけは許さない。それも素敵だなと思った。
・お嬢様育ちの妻が貧しい暮らしに文句を言わず、不安な顔も見せず、いつも幸せそうな笑顔で寄り添う。その妻をバナームは傷つけてしまう大失態
・貧乏の不安に堪えきれず実家に戻るとしてもおかしくない、そんなことはめずらしくないことだけど、果たして彼女が実家に戻るほど怒った理由は夫の浮気と名声への固執
・映画を観ながら何度か涙がボロボロ流れた。いかにも泣かせるストーリーとかではなく、生きとし生けるものの存在の躍動感に圧倒される感動といいますか
後日、作品の中の何曲かがエフエムで流れていたのを聴きました。あれ、これ聴いたことがある・・・と耳に残る音楽です。そうやって聴こえてくると、もう一度映画を観に行きたくなりますが、そろそろ上映終了しちゃいそうなんですよね。
できれば、娘と一緒に観たかったです。