君と歩いた道

2017年に公立中高一貫校に入学した娘は、2023年に大学生になりました。

部活の人間関係の悩み

娘、ちょっと悩んでいるようです。

何に悩んでいるのかというと、部活の人間関係で、同期の「ノリ」になじめないことに。誰が嫌いとかそういうことではなくて、「ノリ」になじめない。

娘はどちらかというと弾丸トークは苦手のようで、相手の話をよく聞いて自分もよく考えて話そうとする方なんですが、「ノリ」でポンポン話すペースについていけない感じがあるようです。そのうえ周りと調和を取ろうとする面が強いので、余計に辛くなってしまうのだろうと思います。

そしたら、ある先輩がそれに気づいて、「同期になじめてる?」と声をかけてくれたそうです。そして娘の話を聞いて、悩みを理解して、同期だからって無理に合わせなくてもいいとか、他の学年と一緒に帰ればいいとか言って励ましてくれたようです。

先輩、やさしいですね。その経緯を娘から聞いて、中学生とは思えない先輩の精神性に私は驚きました。何も言わないのにそんなふうに気づける感性に感心してしまいました。人をよく見ているんですね。そして実際に声をかけられる。その行動が素晴らしい。

それはさておき、私から見ると、娘はどちらかというと体育会系の部活より文化部の方が合っているようにも思われて。決めつけるのは良くないですが、無理して続けなくてもいいんじゃないかとも思うんです。

本心では、とっととやめちゃえば、とも。

というのは、学習面、体力面から考えてもという側面があります。

娘の場合、私立併願で勉強してきた子と違うのは、中学の先取りをしていないということです。中学の勉強は今時間をかけて取り組む必要があります。私立併願してきた子すべてではないにしろ、その多くは、まだそんなに勉強しなくても良い成績を維持できるようです。

同じ部活をやって、同じように体力消耗して、同じように勉強時間を確保できないのに、成績は優秀。そこに小学生のときに私立受験で積んできた学力の差を痛感することになります。しかし娘は、今やらなければならない。

そんな背景もありつつ、人間関係でなじめないならなおさら、無理して部活を続けなくてもいいんじゃないの?と私は思ってしまうのですが・・・

娘は、できれば一度始めたことは続けたい。中高で頑張ったこととして、いつか振り返ることができるように。その一心で続けているようです。その気持ちもわかるのですが、母としてはヤキモキしてしまいます。

部活と勉強の両立のあり方は一人一人違うのでしょうし、勉強にしても部活にしても、他人がどうだろうと自分なりのペースを固守できればいいのですが、それが難しいなら別の方法を探しても良いのではないか。

といいつつ、先の先輩の励ましには、ぐっとつかまれるものがあるんですけどね。娘、良い先輩を持って幸せです。