君と歩いた道

2017年に公立中高一貫校に入学した娘は、2023年に大学生になりました。

22歳の春

娘が生まれるずっと前に、私は1人目の妊娠で流産しました。その子が生まれていたら今何歳だな、とか季節が変わるたびごとに思いが巡ります。

無事に生まれて順調に育っていたら、現在22歳になります。大学を卒業して、社会人になるとか、大学院に進学するとか、よもや留年するとか、留学するとか、どんな春を迎えているのかなと。

同じ年頃の子を見ると、その子の成長を見るようで、うれしく懐かしい気持ちになります。

娘にも、その子の話は何度かしたことがあります。でも、もしその子が生まれていたとすると、娘とは出会えなかったことになるので、その子が娘を私のもとに呼び寄せてくれたということになりますね。娘にもそう伝えています。

縁は「ある」ことはあっても「ない」ことはないように感じます。「ない」と感じるとしたら、それは「ない」ということが「ある」のではないかと。

今日から新年度ですね。私は娘の進級がことのほかうれしいです。そして、新しい生活を迎えるみなさんのもとに、輝く未来が降り注ぎますように!