娘の宿題が終わらない。どう考えても終わらない。にもかかわらず、娘どうしてそんなにのほほんとしていられるのだろう。見ているこっちが気が気じゃない。
年末年始は帰省先で、親子ともに重い風邪を引いた。恒例の墓参りと初詣も辞退して、家にこもって静かに過ごした。娘の症状は、発熱と喉の痛み、体の節々の痛み。そして娘の発熱２日目に、今度は私が気持ち悪いのと嘔吐にやられ、それが一晩中続いた。熱が下がってもだるさは消えず食べられず絶不調のまま。ちなみに、娘と私の症状はかぶっていない。
最初、娘の発熱の様子からインフルを疑った。帰省先にはセンター直前の受験生もいるし、年末だったので念のため医師に診てもらった。
医師は、
・インフルかもしれないが、そうじゃなくてもウィルス性か細菌性の感染症の様相
・仮にインフルと診断をつけてタミフルやリレンザを服用させても、熱が下がるのが１日早まるかどうかの程度の差しかなく、薬の副作用のリスクの方が大きい
・熱を出すということは自分でウィルスや細菌をやっつけようと闘っているということで、それは免疫が上がっている証しだからかえって望ましいことであること
・自力で水分を摂れて食べられているなら薬を服用せずに治した方が・・・
という類いのことを言われ、私の考えも同じだったが、それを医師から直接言われるのは初めてだったので斬新に感じた。結局インフルの検査もされなかった。
幸い、娘の高熱はそう長いこと続かず、丸２日で下がり始めた。受験生に感染することもなく事なきを得た。
それよりも問題は、熱が下がっても蛸みたいに言うことなすことふにゃふにゃして、いたずらに時間をつぶしていく娘の生活態度。宿題を１問でも多く解いて前に進めよう、遅れを取り戻そうという気迫が感じられない。むしろ、宿題をやらないですむ逃げ道を探しているようにすら見える。現実逃避という名の道草。暇がないのに暇つぶし。
残された冬休みはあと１日だ。
