君と歩いた道

2017年に公立中高一貫校に入学した娘は、2023年に大学生になりました。

苦手科目を嫌いになる前に

娘の定期テストの総合順位が右肩下がり。得点しにくいのが理科全般と地理なので、冬休みの復習用に以下の2冊を買ってみた。

・中1理科をひとつひとつわかりやすく。 [ 学研教育出版 ]

・中学地理をひとつひとつわかりやすく。改訂版 こう教わればわかる! 中学生のための個人授業 (中学ひとつひとつわかりやすく) [ 学研プラス ]

学研の「ひとつひとつわかりやすく」シリーズは、娘が小学生のときの英検対策で使ったことがあって、文字どおり「ひとつひとつわかりやすく」やさしい問題集。

娘の場合、単なる勉強不足というより、何かが原因で頭に入ってこなくなっている飽和状態のように見える。そこで、まず学校の教材とは違う切り口から中学理科を見つめるべく、娘に「中1理科をひとつひとつわかりやすく。」を見せたところ「字が大きい!」と感嘆した。学校の問題集は字がちっさいのだと。

つまり、ここでわかることは、学校では娘のレベル以上の学習のしかたでやっているということだ。さらに進度も速い。だから、やればできるとかやればわかるというふうにならない。

学校の理科は、物理、化学、地学、生物と分かれている。教科担任は高校教諭だった先生だ。理科好きな中学生なら多少難解でもついていけるのかもしれないし、高校では苦手ならやらずにすませることもできるかもしれない。しかし、娘は中学1年生。義務教育の学習で、授業を聴くだけで眠くなるというのを見過ごすわけにはいかない。

それに、理科は実生活に大きく関わってくる教科だ。具体的にどう関わってくるのかわからないまま嫌いになるのはもったいない。とりあえず、中学生の間は中学の範囲だけでも、興味を持って学ばせたい。

地理も同じく。

というわけで、娘の難解教科対策のキーワードは、基本を押さえる。学校の勉強はあえて完璧にやろうとしないこと、基本のポイントを丁寧に押さえていくことで、学習意欲の向上につなげたい。