君と歩いた道

シングルマザーもものブログです。公立の中高一貫校に通う娘がいます。

インフルエンザあれこれ

こもものインフルエンザ罹患歴は、生まれて初めての冬から始まる。

こももは生後2ヶ月足らずで保育園に通い始めた。その後1ヶ月も経たないうちに保育園から「37℃の微熱がある、月齢を考えたら念のため受診した方がいい」と連絡をもらい、勤務先からとんぼ返りでお迎えに行ったその足で出産した病院の小児科を受診、そのまま入院した。診断は、心室中隔欠損症、肺動脈狭窄、尿路感染症水腎症、そして肺炎。

妊娠中は、切迫早産以外に特に異常はなかった。出産後も特別な診断はなかった。心臓と腎臓についてこれが初めての診断で、2歳になる頃まで経過観察。手術はしないですんだが、それからというもの感染症の餌食にならないで過ごした時間の方が少なかったような気がする。

生まれて初めての冬は、水ぼうそうから始まり、インフルエンザAとB、その後気管支炎から肺炎に。感染症から気管支炎になり、その後肺炎になるというフルコースは何度も繰り返した。肺炎で3回入院した。インフルエンザのワクチンは、1歳になった秋から毎年接種していた。ワクチンを接種することも、インフルエンザにかかることも、小学校に入学するまで恒例になっていた。

ウィルスのせいなのか、タミフルのせいなのか、それともそれぞれの相互作用なのか、小さいこももの異常行動は、笑うに笑えないもののつい笑ってしまうおかしなものだった。洗濯機の排水口にうんちしてしまったり、はさみで自分の髪の毛をジョキジョキ切ってしまったり、するわけがないことをして周りを呆然とさせた。しかも本人は全く覚えていない。結果としては何事もなくて良かったのだが、危険につながることがあっても不思議じゃないと思った。

そして小学校に上がってから、思い切ってワクチンの接種をやめた。するとインフルエンザにもかからなくなった。3年生のとき、学校で流行って2学期の終業式が終わったあとに熱を出した1度きり。

そのときは、久しぶりのインフルエンザでリレンザが処方され、学校はちょうど冬休みに入るから服用せずに時間をかけて養生させたいとも考えたが、私が仕事でつきっきりというわけにはいかないから、迷いつつもリレンザを吸わせた。その後急激に熱が下がり、下がり過ぎと感じるほどこももの体が冷たく冷え続けていたのを覚えている。

小さな赤ちゃんやお年寄りなど、免疫が下がって体力が落ちている状態の体にはワクチン接種や薬は必要なのかもしれないが、ある程度の体力がついてきたら自力で寝て治した方が体にはいいのだろう。熱を出すことによって免疫がつく。こももは小学校に上がってから滅多に熱を出さなくなったので、逆に心配になる。小さい頃の度重なる罹患でインフルエンザウィルスの免疫がついて(そんなわけない)、丈夫な体をもたらしてくれたとしたらその甲斐もあったと思いたい。

熱を出すとガンになりにくくなるとかいうしね。ガンにならない体づくり程度にそこそこ熱を出してくれないかなぁ、なんて健康だからこそ思えることだと思いつつも真面目に思うのですけどね。