君と歩いた道

2017年に公立中高一貫校に入学した娘は、2023年に大学生になりました。

高校生クイズ

去年の、ちょうど夏休みが終わって2学期が始まった頃だったか。こももが「誰々がテレビに出るんだってーー」と言ってきた。その「誰々」というのが、最初誰なのかイマイチわからず、とりあえず「誰かが出るんだね?」ということで見てみた。

「第36回全国高等学校クイズ選手権

それまで一度も見たことがなかったのだけれど、これが見てみると結構面白い。たかがクイズ番組ではなく、高校生たちの悲喜交々に感情移入する自分がいる。まさにこの高校生たちにとっては、高校時代の青春の一頁になるのだろう。そんなことを思いながら番組を見ていると、こももが「この人だよ!この人だよ!」と指差して叫んで教えてくれた。それが、n高のaくんだ。

こももの同級生のお兄ちゃんの同級生(つまり小学校の先輩)で、担任の先生の教え子ということもあり、番組放映の前後でクラスはその話題で盛り上がったそうだ。私は「へー、すごいねー」なんてワクワクしながら見ていたら、あれよあれよと勝ち進み、圧倒されて目は釘付けに。我が家でも最後まで見届けることになった。

「優勝しちゃったね!すごいね!優勝だよ!」

見終わった後も、興奮は冷めやらない。翌日のこももたちのクラスは騒然。担任の先生は「aくんは小学生の時から優秀だった」と言ってうれしそうだったり、こももたちのモチベーションもグイグイ上がったりと、私も一緒に楽しませてもらった。

そして今日、今年の高校生学力王の予選が放映。aくん今年は3年生だけど、出てくるのかなと思っていたら、おお!元気な姿を見せてくれた!う、うれしい!

今回は、残念ながら予選で落第してしまったけれど、1年ぶりに元気な姿を見せてくれたaくんも、相棒だったbくんも、何だか大人っぽくなっていて、顔つきがシュッと引き締まって、著しい成長を感じさせる。10代の成長は大きい。1分1秒の成長が凝縮された1年間の集大成を、そこに見るようだ。相変わらず元気そうで、うれしかったりホッとしたり、大きくなったねぇと親戚のおばちゃんのような感慨に耽る(知り合いではないけれど)。

卒業しても、大学生になっても、クイズ番組には参戦してきそうなオーラを感じさせるaくんとbくん(bくんは高校生クイズまだ来年があるね)。これからも目が離せない。