宿題は終わらない。やってもやっても終わらない。ここ数日粘りに粘って、一応進んではいるものの、進み方が亀のように遅い。
この夏休みの宿題の中で、最も読みが甘かったと反省するのが数学の課題。薄っぺらいドリルみたいなものなので、チャチャッとやれば終わるという油断があったか。そりゃ易しいドリルだったらそうかもしれない。だがしかし。
これが、遅々として進まない。何故かというと、習っていないことがさりげなく盛り込まれているからだ。こもも自身も習っていないと気づきにくいくらいに、さりげなーく盛り込まれている。それで、おかしいなぁ、なんでかなぁ、と立ち止まって考え込むことがしばしばで。いよいよ私に聞いてきて、それはこういう意味だよ、これとは意味がちょっと違うんだよ、などと言葉で説明したり図に書いて説明したりすると、ハッと気づく。そして、プンスカ怒り出す。習ってなーい!!!と。
習っていないことが宿題に出る。そういう学校なんだよ。腹をくくれ。
こんなことを言うとまたこももがヘソを曲げるけれど、勉強は、教えてもらうのが当たり前ではない。教えてもらってなくても、習ってなくても、自分が足りないと気づいたら自分で補うんだよ。そして、自分で気づくところに価値がある。
さあ、夏休みはあと2日。
わからない問題は、付箋を貼って飛ばして、できるところからペースを上げて進めて行こう。最後に、わからない問題をもう一度やってみて、どうしてもわからなかったら、学校が始まってから先生に質問に行こう。
なんて、苛酷だった適性検査当日の、緊迫した会場の空気を思い出すね。
------------
その後、数学の宿題はいつの間にか終わっていた。ひょっとしたら終わらないかもと思いつつ、最後まで全力を尽くせば良しとする、と私は思っていたのだが、思いがけず「終わったよ」と言われ、ちょっと拍子抜け。
え、終わったの?まじ?
とりあえずお疲れ。山は越えた。あと提出する課題は、英語のテキスト1冊と、読書2冊分のレポートだ。今はしばし、脱力タイムである。