君と歩いた道

2017年に公立中高一貫校に入学した娘は、2023年に大学生になりました。

揺れる女子

最近どこかで、注目度が急上昇中の竹内涼真くんが言っていた「揺れる女子は苦手」というフレーズが、こももと私のツボにハマった。「揺れる女子って・・・私のこと?思いっきりこももじゃん!」とこもも。そして私も、自分のことか?と思った(女子かどうかはさておき)。

なぜ、ツボにハマったか。だって自分も苦手だから。揺れる暇があったら行動しようとか思うし、自分自身の揺れも含めて、面倒くさいというか苦手というか。

そして揺れない女子は、同性から見ても憧れだったりする。揺れない女子になりたい。しかしそれは、自分から見た他者が揺れないように見えているだけ。他者を表面的にしか見ていないだけ。そう思っても、揺れる女子は揺れる。習慣というか、癖みたいなものだ。

それに、思春期の年頃の女子だと、揺れる女子は多いんじゃないかな。だから思春期っていうんじゃないのか。こももは今その真っ只中にいるのだから、揺れに揺れてその時期を満喫すればいいんじゃないのかとも思う。

誰かが言ったフレーズの意図するところは、他の誰かがそれを聞いてイメージしたものと完全には一致しない。一致したと思うのは気のせいだ。そうそう、と共有して満たされたような気がしても、それはお互いを思ったり信頼したりする気持ちの共有なのだ。

だから、会ったこともない竹内涼真くんの「揺れる女子は苦手」というところの揺れる女子は、竹内涼真くんの世界の中にいる誰かのことであって、こもものことじゃない。

なんてわざわざ言うと、身も蓋もないけれど、それでも思春期は、言葉に縛られるというか、自分にレッテルを貼りたい年頃というか、そうして知らず知らずに自分で自分を窮屈にする年頃というか、そういう成長の一時期なんだろう。面倒くさいけれど、丁寧に過ごしたい季節。

自分も他者も枠にはめないで、自由な心で、なりたい自分になるべく行動していけたらいいね。