君と歩いた道

シングルマザーもものブログです。公立の中高一貫校に通う娘がいます。

公立中高一貫校に入学して

(1)初めての定期テスト
(2)テスト結果と今後に向けて

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(1)初めての定期テスト

--初めての定期テストで、ビリとかビリから2番目になっても落ち込まないように

それは、入学前の事前説明会で先生から出されたお話で、さらに入学後の保護者会でも言われたこと。ということは、定期テストの成績で子どもがそこまで落ち込んでしまうケースが今まであったということ。また、子どもが落ち込むのはしょうがないとしても、子ども以上に親の方が落ち込んでしまうケースもあるそう。小学生の時は成績優秀でやってきて、中学生になって突然ビリになってしまうと大きなショックを受けてしまう。

2度も言われると、何だか釘を刺されているような気がしてくる。また、ビリとかビリから2番目という響きが、他人事ではない現実味を帯びてくる。こもももビリになっちゃうかもしれないなぁと私は思った。

入学してくる子たちの成績はトップを除けば僅差なので、同じような成績の子たちが集まればその中で誰かがビリになるのはどの子にもあり得ること。そう考えれば、仮にこももがやるだけのことをやってビリになっても、私自身はそんなに気にしないような気がしたが、こももはもしかしたら気にするかもしれない。

そこで、親子で以下のようなことを話した。

仮に、結果が最悪なことになっても動揺しないこと。落ち込まないこと。落ち込んでもいいけれど無駄に自分を責めず、逆にそれをバネにして、できなかったところをしっかりやり直して定着させること。そういう意味では、できなかったところの方があっさりできたところよりしっかり定着させることができるから、ある意味不幸中の幸いであること。失敗は成功の糧。七転び八起き。やるだけやったのに失敗して苦汁を舐める経験は、早いうちにやるに越したことはない。そしたら人間としての幅も広がる。一石二鳥だ。やったね(いや、まだやっていない)。

しかし、それはやるだけやった場合の結果に対する覚悟の話であって、ビリでもしょうがないということではない。

実際、入学してからテスト期間に入るまでの勉強時間は、とてもじゃないが2時間も確保できていない。部活で疲れ切って帰ってきたら、ちょっと休憩するつもりがそのまま寝落ち。夕食も入浴もままならない。

だいたい基礎英語1と2を聴いていたらそれだけで30分消化。聴けば聴くだけじゃすまないし、エクスワードの基礎英語も聴いている。なおかつ学校の英語の予習復習と宿題。英語は毎日やるのが基本。

他の教科にしたって、宿題は期日までに何とか提出して、宿題範囲の小テストの追試は今のところ2回ですんでいるようだけれど、わりと滑り込みセーフのような状況。

いざテスト期間に入っても、集中力をどこまで維持できたかというと微妙。音楽を聴いたり漫画を読んだり、好きなことを我慢したりする様子はない。勉強時間より休憩時間の方が長い。それなりに焦りは感じているようだが、それが行動の変化につながらない。

(2)テスト結果と今後に向けて

そんな危うい取り組み方で、5教科総合で学年の上位30%に入った。この成績をどう理解するか。しっかり定着させた結果というより、取れるところは取ってきたという綱渡りの結果。

適性検査では合格が奇跡としか思えないような成績だったこともあり、初めての定期テストでどんな結果を持ち帰ってきても大きな心で受け止めるつもりでいた。それで、とりあえずの目標の平均は超えていたわけだし、最初はまあまあだったんじゃないかと思った。よく頑張った、お疲れさまと労った。

しかし、考えられない凡ミスで20点は落としている。特に社会理科。これにはこもももしょぼくれていた。また、同じ部活で同じ忙しさの中やっている同級生たちがさらに上の成績を取っている。などから、今後は順位より、各科目90点以上を目標にする。そういう目標の立て方の方が具体的で、できなかったところを確実にやり直して潰していくという流れにもなり、やりやすいかもなぁと思った。

こももは私国立中学の受験勉強をしていないので、社会理科の先取りの蓄積がない。社会理科は、学校で挽回することになる。学校の授業や宿題では、知識をもとに考えることに重点が置かれるようなので、暗記は自学が前提になる。そもそも暗記自体、そういう性質の勉強だったような気もする。

いずれ国立大学を目指すなら、学年10人以内には入りたい。それはまあ、ゆくゆくということで、当面の目標は時間の管理、勉強時間の作り方。そこをクリアしないことには、どんな大きな目標を掲げても前に進めない。

近隣の中学校へお子を通わせる知人から、そのお子が通う学校に、こももが通う学校から数人転校してきたという話を聞いた。学校が合わなかったという理由のようだ。その子どもたちの共通点は、子どもたちよりも親の方が受検に熱心だった点だという。まだ1年生とか2年生で、せっかく入学したのに転校を決める。こももはもったいないなぁと言っていた。

こももはどうだろう。学校は、楽しく通える場所であればそれがいちばんだが、どういう状況であれ、自分の居場所を作っていく底力みたいなものを、コツコツと育んでいってほしいなぁという希望もある。