君と歩いた道

シングルマザーもものブログです。公立の中高一貫校に通う娘がいます。

おやすみ前の読み聞かせ

入浴後にベッドに入って、〝おやすみなさい〟をする前の時間は、とても穏やかな、満たされた時間でした。お布団が気持ちいい。毎日帰ってくる家がある。こうして娘と一緒に眠ることができるお布団がある。それは、1日を無事に終えてただ安堵する、とても幸せな時間でした。

おやすみ前の読み聞かせは、そんな時間の小さな習慣です。毎晩、いろいろな絵本や児童書を読みました。

娘は、私の読み聞かせを聴きながら、絵本の絵にじっと見入ったり、物語に聴き入ったりしていました。「なんで?」とか「これはxxxなの?」とか言って物語を中断させることがよくあったので、私は「もう少し読んでみたらわかってくるかもしれないよ?」とか、「最後まで読んでから、もう一度考えてみよう!」とか、根気良く応えていました。

娘のためにやっていることでも、いろいろな絵本や児童書に出会うたびに、私にとっても大きな発見がありました。子どもに向けたコトバで描かれているのですが、その内容は大人が読んでも哲学的だったり、深く考えさせられたりすることがたくさんありました。また、描かれている絵の色彩、楽しさ、面白さ、やさしさ、臨場感などに、ドキドキしたりワクワクしたりしました。

生きていくうえで、糧になること。大きな励みになること。勇気が湧いてくること。子どもたちに向けられたそんな絵やコトバの数々に、胸が揺さぶられることの連続でした。

それもこれも、娘のおかげ。

もし私が娘のお母さんになることがなかったら、出会えなかった大切な時間です。