君と歩いた道

2017年に公立中高一貫校に入学した娘は、2023年に大学生になりました。

カリオストロの城

1月19日の金曜ロードショーで放映された『ルパン三世 カリオストロの城』を録画して、先日娘と一緒に観ました。

金曜ロードショーでたびたび放映されてタイトルは耳になじんでいるのですが、私は今まで観たことがあったかどうかよく覚えていないのです。観ようと思えばいつでも観られると思って、ちゃんと観るのはもしかしたらこれが初めてだったのかもしれません。

公開が1979年の作品です。『アルプスの少女ハイジ』や『ルパン三世』などを子どもの頃にテレビで観ていて、改めて振り返ると私は若かりし頃の宮﨑駿や高畑勲のアニメに育ててもらった世代なんですよね。スタジオジブリの作品を映画館に行って観るようになったのは大人になってからです。

カリオストロの城』のアニメーションは、観ていて懐かしくなる映像でした。絵や動きがユーモアたっぷりなのです。私は観ながら無声映画時代のディズニーを思い出していたのですが、娘はとにかく笑い転げていました。いちいち可笑しくてしょうがなかったようです。

それに、話の内容も深いんですよね。背景がしっかり描かれていて、今の自分自身にも突きつけられ揺さぶられるような葛藤が細部に盛り込まれていて、だからこそ見応えがあります。そして個性的なキャラクターの魅力は言うまでもなく大きい。

こんなアニメーションが生み出されたときに子ども時代を過ごしたことは、子どもとして恵まれていたのかもしれないと思ったりもしました。今回、娘と一緒に観られて良かったです。