それは、娘を抱っこし続けた時間の最高記録です。
娘が生まれて間もない頃、2時間おきなんていう規則正しい授乳には程遠く、眠ったかなと思って寝かせるとふにゃっと泣き、眠ったかなと思って寝かせるとふにゃっと泣き、の繰り返しでした。
腰が痛い。肩が痛い。腕が痛い。
母の極限状態など、子どもにとってはどこ吹く風。子どもの欲求のエネルギーは凄まじい。大人からしたら羨ましいくらいに。
そんなハードな産後を過ごしていたせいか、出血もしばらく続き、母乳をあげられるうちはできるだけあげたくて、私はみるみる痩せていく。妊娠前の体重には1ヶ月で戻り、そこを通り越してさらに痩せていく。母乳育児は最高のダイエットになると、茶化して思ったりしました(なんて卒乳したら呆気なく戻っちゃうんですけどね)。
それでも、産休なんてあっという間に終わってしまう。だから今のうち。今のうちに心置きなくべったりしておきたい。
体はボロボロだったけれど、娘と過ごした時間の中で、後にも先にもこの時ほど濃密な時間は、きっとないのだろうなと思えます。