君と歩いた道

シングルマザーもものブログです。公立の中高一貫校に通う娘がいます。

公立中高一貫校から高校受験

娘の同期の子が、外部の高校を受験したそうだと聞きました。受検生の頃から、風の噂で優秀な子だと聞いて名前は知っていました。

地元の公立中学などに転校しないで、在籍したまま受験するという選択肢もあるんだなと驚きました。公立高校を受験するなら内申を書いてもらう必要がありますが、一貫校だと高校のカリキュラムを先取りして中学のカリキュラムがすべて終わっていないということもありますから、学校に内申を書いてもらうことが果たしてできるのかというのが疑問でした。書けないことはないということなんでしょうか。

入学後の成績も、学年でいつも⚪︎本の指に入っていたそうなので、学校に頼らなくても充分な学力があるということなのかもしれません。学校としても手放したくなかったでしょう。そういう優秀な子を引き留めるだけの魅力が、学校になかったとも言えます。

その話の流れで、娘が〝自分だったら〟と考えたことを話してくれました。

この学校に行きたいがために、親に塾代を出してもらい、プレッシャーとの闘いの中で必死に勉強したこと。合格できたことがうれしくてうれしくて、周りの人たちが一緒に喜んでくれたこと。そうして晴れて入学した学校。それなのに、やめられる? 自分だったら、それを手放せない。入ったら思っていたのと違ったということがあったとしても、やめるという選択はできない・・

この3年間、娘なりに頑張ってきたのだとしみじみ感じました。

けれど、もし娘が実際に、この道は違うと思うようなことがあれば、外に出ることを真剣に考えることは間違いではないよ。口に出しては言いませんが、私はそう思っています。やりかけたことを最後までやり遂げることも、もちろん立派なことではあるけれど。

さらに、ここでもう一つ気づいたこと。今まで耳にしてきた、学校をやめる子たちの話は、学校が合わなかったとか、上を目指すとか、一身上の都合のような当たり障りのない言い回しばかりでしたが、物は言いようだなと。根本的な原因や理由は表に出てきません。

中高の6年間は長いですが、10代の6年間はあっという間です。不登校までいかなくても、その貴重な期間を堪えて過ごすのはもったいないです。

そして娘には、仮に学校のあり方に失望することがあっても、卒業するつもりなら、自分たちの力で良い方向に変えていくくらいの気概を持って通ってほしいです。