君と歩いた道

シングルマザーもものブログです。公立の中高一貫校に通う娘がいます。

高校受験にもいろいろある

某日、めずらしく学校帰りに個別塾に直行した娘です。普段は一旦帰宅してから塾に向かうのですが、どういう風の吹き回し?と不思議な気がしました。その日は朝から「今日はそのまま塾に行くから」と言って出かけていきました。

夜「今日は何をやったの?」と聴いた流れで、娘の口から思い出したように、塾の中3生の話題が出てきました。

いつもはギリギリに行くので、周りを見る余裕がないのでしょう。その日は早めに着いて自習しながら、周りの子たちの様子に注目したようです。

---高校受験を目前に控えているのに、イマイチ緊張感がないんだよね・・・どうしてなんだろう?謎!!

なんて、信じられないみたいなニュアンスでつぶやいていました。

私はそんな娘を見ながら、何だか、かわいいなーと思ってしまいました。そんなふうに思うんだなーって。

まあ高校受験と言っても、仮にどこかに入れればどこでもいいと思えば、入れる学校は必ずあるのでしょう。少子化で、定員割れしている学校だって少なくなさそうだし、公立高校でも選り好みしなければ、どこかに入ることはできるんじゃないかなと思われます。

中学生の時点で、自分の将来を具体的にイメージできないことの方が多いだろうし、なりゆきに任せても、なるようになりそうな気もします。

それでも、いつかやりたいことが見つかったときに、その選択肢を子ども自身が選べるように、そのときがいつ来てもいいように、という思いから土壌を築いていってほしいなと親は願うわけで、必死になっちゃったりもしますね。

話は少しずれますが、娘は縁あって公立の中高一貫校に入って、それが親の考えとして正解だったのかどうなのか、と揺れることがあります。

それは、娘にとってどうかということではなく、国公立大を志望するという前提で考えたときにどうかという意味ですね。公立中高一貫校より、公立高校の上位校の方が国公立大の合格実績の割合は高い。東大とか旧帝大とかだけじゃない、国公立大全体としての合格実績です。

公立中高一貫校は公立高校と比べると、どちらかというと現役志向、必ずしも国公立ではなくて私立、東大じゃなければ早慶、みたいな側面が、入学してから徐々に見えてきたというか。

入学前の学校説明会では、学校側は塾なしで国公立を目指せると言い切っていましたが、それは希望的観測で、実際の生徒たちがそこまで力をつけられるかというのはまた別の話なのかもです。まあ今までそうだったからってこれからもそうだとは限らないのですが。

どこの学校に行ったって、国公立に行く子は行くし、私立に行く子は行く。だから周りに流されず、自分の道を極められればいいんですが、親の立場では、周りに流される我が子の姿をどうしてもイメージしてしまい、流されるなよー、流されるなよー、と娘の寝顔に暗示をかけてみたりして。

というわけで、高校受験を経験できない娘は、高校受験を控えながら呑気に見える受験生の意識のメカニズムが知りたそうだというお話でありました。

そうか?