君と歩いた道

シングルマザーもものブログです。公立の中高一貫校に通う娘がいます。

楽しかった文化祭

今年は娘、創作劇をやりました。出来栄えは、親の私が言うのも何ですが、非常に素晴らしかったです。娘の学年サイコー!と思いました。

実は、私は娘が入学してからもなお、公立中高一貫校という選択肢はありだったのだろうかと迷うことがありました。

公立中高一貫校の環境が世間的に見ていくら条件が良いといっても、学校を作っているのは一人一人の生徒と先生です。娘が出会う生徒や先生は、他の誰かが出会う生徒や先生とは違っていて、そういう意味で学年によって、年度によって、など状況は違ってくる。良い面もあればそうでもない面もあって、それはどこの学校に行ってもあることなんだろうと思います。

それでも、少なくとも入学した以上、今置かれている環境や条件を活かして、有意義な学校生活を送っていってほしいなと思っていました。仮に道がなければ、自分で作っていくという意味でも。

しかし、この文化祭の創作劇を観て、改めて娘や同期の子たちを観て、一人一人が個性豊かで、強烈な存在感を発揮していて、彼らが生み出すものは驚くほど素敵でした。みんな、只者じゃないな!と感服しました。

なんだか、成長を感じます。多感な年頃で、いろいろなことがあるでしょうし、いいことばっかりじゃないとしても、自分なりに受け止めて解消していっているのです。

娘自身にとっても、この文化祭は最高に楽しく、思い出深い行事になったようです。中学2年生、14歳、今しか味わえないこの一瞬一瞬を、目と耳と胸にしっかり刻みつけて、大切に過ごしていってほしいですね。

そういえば、余談ですが、自分の中2のときの文化祭のことを思い出しました。私のクラスは、学校の反対を押し切って、アニメーション映画のようなものを作ったのでした。当時アニメや漫画というと、学校の文化祭でやる文化的なものとして認めてもらえなかったのですが、担任の先生の「簡単に諦めるなよ!」という後押しもあり、ふてくされがちな不良グループも、物静かな優等生も、その他大勢の普通の子も、みんな一緒になって最後までやり切ったのでした。

ストーリーはシンデレラ。シンデレラをアラレちゃん(Dr.スランプ)、王子をキャプテンハーロック、意地悪な継母をシャア(機動戦士ガンダム)みたいな配役で、セル画をせっせと描いて塗って。

あの頃の自分と今の娘は、同い年なんですよね。