君と歩いた道

2017年に公立中高一貫校に入学した娘は、2023年に大学生になりました。

姪の進路

大学受験で全落ちして、浪人せず専門学校への進学を決めた姪です。受験生だったときは細かいことを聞くのを控えていましたが、その後姪の受験事情について兄である甥に聞きました。

ちなみに甥の方は、高校受験でどうしても行きたい公立高校があって、内申が足りなくても本番に賭けたいと受験して失敗。ひどく落ち込み、塾に勧められて受験した併願校に特待で入学してトップを走り抜け、結果として国立大へ入りました。大学受験では高校受験の二の舞を避けたいと思ってか、直前に志望校を下げたのですが、合格を取ったことは立派です。高校受験のリベンジを大学受験で果たしました。理系では就職実績も良い大学とのことで、勉強にしても朝から晩まで休日返上で学校に詰めて忙しそうです。

姪はやりたいことがはっきりしていて、志望する学部に限定して受けたようです。第1志望、第2志望、練習校の3校だったと。滑り止めは受けていませんでした。行きたくない大学は受けなかったということですね。

甥によると、高校の進路指導でも「もしここを受けて、受かったら行きたいと思う?」と先生に言われたりするそうです。そうすると、行きたくなければ受けない選択になりやすいですね。進路指導は学校によって違うのかもしれませんが、生徒の希望に応じて先生の立場で必ず受かると見込まれる学校を1校でも受けさせたいと考えるのは、最近では珍しいことなのでしょうか。

私の受験当時を振り返ると、本人が受けたくないと言っても「行くかどうかは後から考えればいいから、頼むから受けてくれ!」なんて担任から懇願されたりした記憶がありますが、最近の進路指導では、当たって砕けろ的な本人の意思を、良く言えば尊重するということなのか。もしそうなら聞こえはいいですが怖いですね。それもあって昔に比べると、世間一般で親の関与が目立つようになってきたのかな。

姪は受験前から専門学校についても調べていたようです。今まで塾なしでやってきて、浪人して予備校に通うことも宅浪することも考えられなかったようです。

同級生も例年より浪人が多いそうです。

そこでふと思いついたのですが、浪人しないで専門学校に行くなら、その前にワーホリとかで海外に行くというのはどうでしょうか。ワーホリは年齢制限もありますし、どこにも所属していない自由なときにこそ実行するチャンスなんじゃないかと。専門学校はその後でも入れるのでは。

とはいえ、姪は姪で自分が置かれている場所で精一杯考えて行動しようとしているのだろうなと思うと、相談されたわけでもないのに軽々しく口をはさめない伯母さんなのですよね。