君と歩いた道

シングルマザーもものブログです。公立の中高一貫校に通う娘がいます。

娘のいちばん長い日

今日は、娘が行ったことのない他校で部活の試合があった。電車を4つも乗り継いで2時間かかる経路。しかし、娘は最寄りの沿線以外の電車には1人で乗ったことがない。昨日は友達とどこで合流するかなど入念に電話で打ち合わせしていたが、娘も友達も電車に乗り慣れていないレベルは似たり寄ったりだ。相当危なっかしい。

今朝、娘は「大丈夫!」と言って家を出たが、まず1つ目の乗り換えでホームを間違えて、予定していた電車に乗れず2本見送った。娘は、どうして電車が来ないのかわけがわからず公衆電話から電話してきて、「もう行きたくない!帰りたい!」と言って半泣き。それでも何とか踏ん張って、次の電車に乗ったようだ。その後、都会のターミナル駅の人混みの中で無事に乗り換えができたのか、知らない町の初めて降りる駅からどう歩いて会場にたどり着いたのか、私はわからなくていてもたってもいられなかったものだから、試合の見学を兼ねて会場の学校に向かった。

会場の最寄り駅。私にとってはずっと前に何かの用事で降りたことがある駅だったが、記憶が遠すぎてはっきりしたことを思い出せない。どこかの学校に何かの試験を受けに来たとかだったか。駅前の風景にも見覚えがない。今日の目的地は、地図で見たらすぐ行けそうな気もしたが、下手して迷っている余裕もなかったのでバスに乗った。◯◯高校前という停留所に停まるバス。目的地でバスを降りて、会場になっている学校の校門を入るが、「会場はこちら」みたいな案内すら見当たらない。校内の地図があったのでそれを頼りに適当に行ってみたら、うまい具合にたどり着いた。入ってみると、ちょうど娘の試合をやっているところだった。

娘はちゃんと着いていた。その姿を目にして、兎にも角にもホッとした。試合は負けてしまったが、今朝のアクシデントなどなかったことのように友達と談笑している娘の姿を見ながら、いやー、よくやった!よく頑張った!と、心の中で褒めちぎりたい気持ちでいっぱいになった。