君と歩いた道

2017年に公立中高一貫校に入学した娘は、2023年に大学生になりました。

頭の中をカラッポにする

時間に追われて頭の中が錯綜している。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、とやるべきことを抱え込んでパンクしている迷走状態。週末の部活の予定すら、あるのかないのか自分で確認するところまで頭が回らない。誰か教えて、みたいな感じ。仮にこの状況で何かを紛失しても、おそらくこももは気づかないだろう。そこで、意識を整理して軽くするために、頭の中をカラッポにする方法を考える。

● タスクを書き出して頭の外に出す

タスクノートを作り、やることを片っ端から書き出していく。どんな小さなことでもいい。書き出してみると、常に気にしていなければいけないという頭の負担が、驚くほど軽減することが実感としてわかる。

書き出したことに優先順位や期限をつけて、やったら文字の上から棒線を1本引いて消す方法で潰していく。どんどん潰していくようになると結構気持ちが良い。棒線で消したタスクでノートが埋まっていくようになると達成感も得られる。書き出していくことと潰していくことがリズムに乗ってくれば楽しくなってくる。頭がスッキリする。

● 部活に行く前に

困ったときに先生を頼るのは、タスクの中で最優先課題。余計な気は遣わなくていい。先生はそのためにいてくれる。勉強方法について相談するときは、部活に行く前に、たとえ部活に行くのが遅れるとしても、何が何でも職員室に先生を訪ねてつかまえる。悩みや迷いは、心の中にあるときはもやもやしているが、オープンにすることで問題点がクリアになる場合が多い。

「今日やる」学習を「決める」。即座に選んで決めるトレーニングだと考える。カギカッコで囲んだ文字を反芻する。決めた教材を持ち帰る。通学リュックの中の教材の入れ替え。忘れ物、持ち物のチェック。

部活も大事だが、あくまでも部活は任意で取り組むことであり、本分は勉強であることを意識する。体力が追いつかず、勉強できる条件を自分が作れないとなれば、部活を休むかやめることも考えなければならない。そのつもりで、自分なりの勉強方法を探し出す。