君と歩いた道

2017年に公立中高一貫校に入学した娘は、2023年に大学生になりました。

退会を決めた

よくよく考えた末にZ会を退会することにした。それでも教材に対しては全幅の信頼を置いているから、電話をかけるまで、退会するかも・・・というどっちつかずのせめぎ合いで、カスタマーサポートの方と話しながら(引き止められながら)迷いに迷った挙句、最終的に、ええい!退会します!と宣言して決めた。

その決断までの経緯において、遅まきながら気づいたこと。それは、こももが通教などプラスαの学習に取り組むとすれば、こももに余力がある場合だった。それが言うまでもない大前提。しかし小学生のときから当たり前にやってきてうっかりしていた。今は学校の課題でいっぱいいっぱいで、それらを消化しきれずテスト結果が振るわないのに、わからないところの質問に通信を利用するとか、映像授業で苦手なところをピックアップして見ることで補えるとかいう「サービス」は、退会を踏み止まるストッパーにはならない。だって、そもそも余裕がないのだから、そこまで手が回らないのだ。

それに、学校の勉強で困ったら、学校の先生に相談する。まずはそこから行動していくことが目先の目標。先生からすれば、どうやらこももが困っていることはテスト結果から察することはできるが、自分から言ってこないのに取り付く島がない。こももは、自分が困っていることを先生に伝えなくてはいけない。それも各科目の先生に片っ端から訴える勢いで、勉強方法を教えてください!と真っ向勝負で詰め寄るのが手っ取り早くて話も早い。そうすることで、先生にもこももの癖とかつまづくポイントが見えてくる。自分の弱点を先生に知ってもらうことが必要。質問することは恥ずかしいことじゃない。間違ったプライドは捨てる。

テストが返ってきたあと、勉強のやり方がわからないと放心状態で呟いたこもも。それを、そのまま先生に言ってみよう。質問のしかたとか聞き方とか考えると言いにくくなっちゃうなら、何も考えなくていいから思いついたことを先生にそのままぶつけてみる。先生だって、テストを作って採点した当事者なんだから、質問されたがって待ち構えているはず。遠慮しなくていい。先生も待っているのだから。どうしたら突破口を見出せるか、先生もその方法を見つけたがっているはずだから。

数日後、こももに先生に質問したか聞いてみたら、していないと言う。ああ、まったくもってどんくさい。道はそこから開けるのに!

通教とか通塾とか、良いものに出会えば欲張って手を出したくなるが、今はその時じゃない。わざわざ受検して入った学校なのだから、学校の勉強は学校の先生に見てもらうように、こももをそれとなくけしかけていこう。