君と歩いた道

2017年に公立中高一貫校に入学した娘は、2023年に大学生になりました。

Z会の数学

公立中高一貫校の勉強は授業のスピードも速く宿題も多く大変だということは受検する前から耳にしていた。

最近では、それを踏まえて入学してくる子たちがだんだん増えてきているのかもしれないが、高校受験がなくゆとりを持った学校生活を送れるという点だけに魅力を感じてお子を入学させたという保護者の、入ってみたら思っていたイメージとは全く違う、ゆとりとは程遠く泣くに泣けないみたいな声も聞いたことがある。

そういう実際とイメージのズレが、公立中高一貫校の存在が知られてくるにしたがって、少しずつ埋まってきているのかなと思う。

そして、その勉強が大変な公立中高一貫校へのこももの入学に伴い私が迷ったのが、それまで続けてきた通信教育のZ会を今後どうするかということだ。学校は勉強だけではなく、行事にも部活にも熱心だ。まずは慣れることが先決だとして、同時にZ会の全科目を並行して続けるのは難しいかなぁと思った。

Z会は学校のカリキュラムに合わせて予習復習になる内容なので、できるならやった方が学校の勉強の定着を助ける。また、これは小学校の時の経験から思うことだが、学校のカリキュラムに組み込まれていても諸事情から授業でやらないところがあったりした時に、Z会でそこを補うことができる。そこが魅力だ。

しかしそれも、できるならだ。

そこで、とりあえず数学だけやってみる?とこももに聞いてみた。入学して学校に慣れるまではしばらくそれで様子を見て、もし科目を増やしたくなったらその時また考えればいいと。こももも、Z会できれば続けたい、やめたくない、でも学校がどれだけ忙しいのかもまだわからないし、全部は難しいかもという似たような考えで、数学だけやってみる!と。

そして今どういうことになっているかというと、手つかずの教材が半年分溜まっている状況だ。やるつもりではいるが、そこまで手が回らない。数学1科目ですらである。

そこで、私はまた考える。一度思い切ってZ会をやめるか、それとも本人はやるつもりでいるのだから(やめる決断ができないだけかもしれないけれど)、もう少し様子を見るか。

To be or not to be, that is the question.

なのである。