夏休みが明けた朝、こももは元気に登校していった。笑顔は笑顔でも、爽やかな苦笑を見せながら。宿題の進捗が滑り込みセーフのような夏休み後半戦だった。それでも見送る後ろ姿は清々しかった。
久しぶりに親友と待ち合わせて一緒に登校した。親友が懐かしいと感じるほどに、濃い夏休みだったね。
テストの出来はダメダメ。そうだろうそうだろう。これから挽回してください。
昨夜は読書のレポートを早々にまとめて、テスト勉強で３時まで粘った末に就寝。６時には起きて日常の朝に戻った。といっても実は、夏休みの朝の方が講習とか部活とかで１時間は早かったので、今朝は睡眠不足でも不思議な穏やかさがあった。
それに、夏休みの間こももが大きく体調を崩すこともなく乗り切れたことに、私はうれしいくらいに満足している。だって今年の夏も暑過ぎた。年々ヒートアップしていく夏の暑さ。上限ここまでにしてほしい。これ以上は無理。私の体が持たない。
そんな感じで、怒涛の夏休みがついに終わり、私はひたすら放心状態に陥っている。まだ夢心地だ。夏休み、本当に終わったんだよなぁ・・・
秋の訪れとともに、大きく深呼吸をしてみる。
