君と歩いた道

シングルマザーもものブログです。公立の中高一貫校に通う娘がいます。

適性検査対策ゼミを振り返る

こももが小学6年生9月〜1月まで通った某塾の日曜ゼミ。公立中高一貫校受検の適性検査のうち独自問題の対策である。

実は9月にZ会進学教室の入室テストを受けて落ちた。もし合格できても、平日日中は私が仕事なので送迎できない。こももが一人で通うのは時間や場所から考えて難しいと迷いながら、力試しと割り切って受けさせた。こももが何かしらの試験を受けて落ちる経験は初めてだったので、ここで落ちる経験ができて良かったとも思った。若干しょぼくれるこももを、あまり重くならない程度に励ました。

それを区切りにして通い始めたのが某塾の日曜ゼミ。入室テストはなかった。たぶん希望すれば誰でも入れる。実際クラスの数は途中で増えた。こもものクラスは上から2番目。トップクラスは夏前から通っていないと入れないとかよくわからない理由で2番目に甘んじた。しかし、今思えば2番目のクラスの先生で良かったかも。クラスの違いで気になるのは、どんな先生が講師なのかというところだ。

毎週よく通った。始まる前は、私が体力的に送迎をやり切れるのか不安だったが、始めてしまえば意外とやり切ってしまうものである。

ゼミの内容は、過去問を教材にして進められる。その進め方は、的を得たものだと感じられた。受講生がすべて合格できるわけではないのだが、仮に合格できなくても、この学習方法だったら後々身になると思われた。難しいことを理解もままならないまま機械的にインプットしていくのではなく、個性を潰さずに自分の言葉で噛み砕いて作業を積み上げていくことが、こももにとって志望校に合格するための秘訣だと私は考えていた。それにはゼミの内容はある程度適っていた。

最初は、こももを会場に送り届けた後の私の時間の潰し方に戸惑った。家に帰ってまた迎えに来るには半端な時間。そのうち、近くの地味な漫画喫茶で個室を借りて仮眠することを思いつく。漫画喫茶で個室を借りるなんて初めての経験だ。ドキドキしながらチェックイン。個室に入ってみると、これがなかなか快適な空間で、PCで映画を観ることもできる。映画を1本観るには、ちょうど良い時間だった。試しに観たい映画を物色して観始めたら、それが思いの外楽しみになってしまった。そこで観られる作品は今がチャンスとばかりに観尽くした。

また、ゼミの後の外食ランチも楽しかった。自然光が街を照らす昼下がりに、こももと気ままにゆったりランチ。贅沢な時間を味わえた。ランチしながら、その日ゼミでやったことなどを聴いたりした。比較的バランスの良い食事を食べさせてくれるお店を開拓するのも楽しかった。

こももがゼミでせっせと講習を受けている間、私はもっぱら映画三昧。ゼミの後はこももとおいしいものを食べる。今となっては懐かしい思い出である。