君と歩いた道

シングルマザーもものブログです。公立の中高一貫校に通う娘がいます。

最後の児童手当と特定扶養控除

とうとう最後の児童手当が振り込まれました。これが最後かと思うと、娘の成長を振り返り感慨深くなったり、これからの教育費のことが不安になったりです。

今年から特定扶養控除の対象となり給与の源泉税は減っていますが、減った税額は児童手当の半分以下です。

義務教育が終わることは、ひとつの区切りというのはありますが、いろいろと考えさせられますね。義務教育の義務は親や社会の義務であって、子どもにとっては権利なんでしょうけれど、国によってその制度の年齢は分かれるところで、日本でなければ必ずしも15歳とは限らない。

中学を卒業して高校に進学する以外の道もあるわけですから、それを選べない状況を作るのは問題ですが、一方で高校までが中等教育なら、中等教育までを義務教育として保障する考え方にも理があります。

古い制度に現代の多様なケースをはめ込むことによって生じる矛盾を、税法で修正しようとするから、税務はややこしくなる一方です。

付け焼き刃の修正はこのへんにとどめ、その財源をいっそ教育機関に投入し、国内外問わずあらゆる人が教育を受ける権利を行使できるようにできないものかと、それを実践する国を見習ってくれないかと思いますね。

変更や見直し、責任を持つことが苦手な国民性(政治家ほか)にかかわらずです。教育費が高い国、それだけでもはや残念なんですから。

新しいパワーと数検の申込

英検2級一次を突破したことで、娘は新しいパワーを得たように見えます。本当にうれしかったのでしょう。これは、何かやらせたらやるときかもしれない。私はそう思いました。

そこで、しばらくご無沙汰していた数検について調べてみました。数検は中1のときに6級と5級を受けていて、このときはちょっと易し過ぎました。サイトには受験級の目安として、中3は3級、高1は準2と書いてありますが、目安より1つ上を受ける方がちょうどいいのかもしれません。学校の進度から考えると準2が妥当かとも思われます。

とりあえず、石橋を叩き壊す勢いの娘はなかなかその気を見せない傾向がありますから、そっと打診してみました。

すると意外にも「受ける」という回答。よもや「ウケル」ではあるまいと。数学オリンピックや数学甲子園など、まるで興味を示さない娘です。英検一次突破の力恐るべし。合格ありがとう。

数検は、英検のようにダブル受験ができないようです。「3級と準2なら準2かな、どっちがいい?」と話し合った結果、娘は3級を希望しました。

受験料を調べると、昨年大幅な値上げがあったようで、軒並み高くなっていて驚きました。消費税増税の便乗値上げにしても上げ過ぎな印象です。数検のためにここまで出すか?と思いつつ、娘の数学に対する不信感を払拭するきっかけになるなら受けさせてやりたい。

娘の気が変わらないうちに、速攻申し込みました。

眠れる森の娘のその後

ふと思い出しました。娘は入学してからつい最近まで眠ってばかりいたこと。学校から帰ってくると、そのままベッドに倒れ込む毎日。ともすれば制服のまま気を失うように寝てしまいます。食事も入浴もしないで、朝まで眠っていることもありました。

中学生の女の子には、そういうことがあるんですね。個人差はあるのでしょうけれど、そういう女の子が少なからずいることを娘を通して知りました。

もちろん疲れているのもあったと思います。

生活のリズムが崩れるのは親の目から見ると心配で、良くないことのように思われました。何とか無理をしてでも、食事と入浴だけは淡々とやって、気持ち良く就寝してほしいと思っていました。

医師や学校の担任にも相談しましたが、みんな言うことは違うのです。一時的なものだから無理に起こそうとしないで、生活が乱れたら自分で何とかしようと動き出すからそれまで放っておくのが吉とか。一方で放っておくだけじゃダメだとか。

実際、起こそうにも起きません。しかし、朝になるとむくりと起きて学校には行きます。

女性ホルモンが急激に増えてくる思春期。そう考えると体と心のバランスが不安定になるのはわからなくもありません。かといって、そういう体の事情を周りにいちいち説明して歩くわけにもいきませんから、そのために人間関係で必要な連絡が遅れたりすることもあって、気が気じゃない心境で見守っていました。

この年頃は、事情やしくみが理屈でわからなくても、目の前にいる友達の様子をお互いに認め合って成長していく時期なのかもしれませんね。娘の友達に感謝です。

最近は、学校から帰ってきてそのまま朝まで眠ってしまうことはめったになくなり、一緒に夕食を摂れるようになってきました。いつの間にかです。やっぱり、年頃特有のものだったのかな・・

ポムの樹のオムライスは4サイズある

ポムの樹というオムライスのお店があります。先日、出先で娘が「オムライスが食べたい」というので、目の前にあったポムの樹に入りました。何度か入ったことはありましたが、ずっと前のことでメニューや味についてなどはよく覚えていませんでした。

店に入りメニューを一通り見て、まずはチキンオムライスに決定。次にサイズ。メニューにはSとSSしか表記がありません。大盛りにできるのか店員さんに聞いてみました。するとポムの樹のオムライスはサイズが、SS、S、M、Lと4つあるとのことです。そして腹ぺこの娘は断然Lにすると言います。

娘は、大盛りと頼んで「これが大盛り?」という経験を何度もしており、大盛りといっても大盛りとは限らないと思っているのです。一方で特大サイズを頼み、ごくまれに苦しみながら完食するということが過去にないわけではないものですから、店員さんに「Lサイズって、どんな感じですか?」と聞いてみました。

  • L お茶碗5.5杯、たまご6個
  • M お茶碗2.7杯、たまご4個
  • S お茶碗1.7杯、たまご3個
  • SS お茶碗1.3杯、たまご2個

メニューの最初のページにはそう書いてあり、店員さんはSが標準サイズだと言いました。私「これはちょっと、Lはやめた方がいいんじゃない? 今日Mを食べてみて余裕だったら、次はLを頼んでみよう」と言うと、娘は納得が行かない様子でしたが、渋々Mを注文しました。ちなみに私もMです。

出てきたMを見て、娘「次はLを頼む!」と物足りなさそうな表情を見せて食べ始めましたが、半分以上食べたあたりで「く、くるしい・・」と言って降参するように笑い出しました。「だって腹ぺこだったから、絶対Lだと思ったのに」と悔しそうです。

私「じゃあ、今度もっと腹ぺこだったら、今度はLを頼んでみようか?」と言うと、娘「いや無理」と即答。このときの腹ぺこ具合は史上最高だったようです。これ以上の腹ぺこはそうそうない。娘も私もMを完食しましたが、その夜はめっきりおなかが空かず、頑張ってもりんごしか食べられませんでした。

娘、面白い子です。小さいときの天真爛漫さが、少し戻ってきました。

英検2級一次の結果

合否結果閲覧サービスの解禁日、娘は朝から「こもも(娘)が先に見るからママ絶対見ないでね!!」と繰り返し念押しをして登校していきました。

夜は私が仕事から帰るや否や、娘「お帰りなさい」の代わりに「スマホ早く開けて!」と出迎える慌てようです。娘用のスマホは制限をかけており、それを私に解除させるのすらそれどころじゃなさそうな勢いで、娘「結果はママのスマホで見るから!」とも宣言していました。「早く早く!スマホ貸して!!」はいはい。

そして・・・

しばらくの沈黙ののち・・・

娘「見てー、これ間違いじゃないよね」と声をひそめるように呟き、受験地番号、個人番号、英検IDに入力ミスがないか私に確認させようとします。え、この展開はまさかの・・

番号はどれも娘の番号に違いありませんでした。ご、ご、ごうかく・・・

何度も見直しましたが、間違いなく合格の二文字があります。合格してしまいました。4度目の正直をつかみました。娘のテンションは急上昇です。胸を撫で下ろしながら、うっほほーいとアラレちゃんになっています。

気になる成績の内訳は、

  • R 7割弱(合格者平均以上)
  • L 6割弱(合格者平均未満)
  • W 8割超(合格者平均以上)

英検バンドは+3でした。

Reading と Listening は自己採点の6割前後とほぼ違わず、Writing は思っていたより得点できていたようです。娘の話から、合格を期待するということはギリギリの可能性はあるのかもと思っていましたが、バンド+3は予想以上の好成績です。

思えば、準2合格から丸2年。2級一次との長い付き合いは終わりました。苦しい登り坂でしたから、この解放感は言葉では言い尽くせません。欲を言うならもう少し真剣に取り組んでほしかったけれど、それはぐっと飲み込んで今後に期待です。

娘、良かったねえええ!