君と歩いた道

シングルマザーもものブログです。公立の中高一貫校に通う娘がいます。

娘の厄年

 数え年というのは、生まれたときに1歳で、新年を迎えるごとに2歳、3歳と歳を数えるそうです。2004年(平成16年)生まれで満17歳の娘は、そういうわけで数え年19歳になりました。そうそう、今年本厄だったのです。

 私の頭からそれがうっかり抜けていました。同い年の娘さんを持つ方の記事に厄除けのことが書かれていて、その記事を目にしてハッと気づいたというわけです。ですから、当然前厄もやっていません。

 厄年を改めて押さえてみると、女性の本厄は数えで19歳、33歳、37歳、61歳の4回。男性の本厄は25歳、42歳、61歳の3回で、女性より1回少ないのですね。61歳は男女とも本厄。

 つまり女性の場合は、満18歳になる年、満32歳になる年、満36歳になる年、満60歳になる年となります。

 

 私自身のことを振り返ると、厄年には確かに人生を左右する大きなことがありました。不思議なくらい節目とぶち当たっています。たまたまっちゃたまたまとも言える一方で、体調の変化とか、自分でコントロールできない身体的、感情的なものが影響を大きくするのかなとも思いますね。

 そして厄除けは、19歳(高2冬)では受けたかどうか覚えていないのですが、33歳と37歳は初詣に行った神社で祈祷してもらいました。

 そのときは母に勧められるままに受け、厄除けをしてどうするのか、というところまで考えが及んでいなかったのですが、その後結果としていろいろなことが起きた。

 というわけで、今だからこそ思うのは、厄除けはそれによって積極的に災難から逃れたいというより、行動を控えめにする、冷静に物事を見る、大騒ぎして問題を大きくしない、慌てない、自棄を起こさない、慎重に決断する、誤った決断をしないためにできれば重要な選択は先送りにする等、災難に対峙する心構えを持ちたいということなのかなと。

 

 先日、娘の厄除けに行ってきました。地元の神社で祈祷を受けるのは初めてだったので、その神社の本殿に入ったのも初めてです。

 私は、初詣の参拝客が溢れる大きな神社で何十人ごとにまとめて本殿に入り祈祷してもらうという経験しかなかったので、我が家の娘のためだけに本殿の時間と空間を貸し切り状態でやってもらえるというのは、なんとも贅沢でありがたく感じました。

 娘も、生まれ育った地元の神社で厄除けしていただき、祈祷のあと地元ゆかりの宮司さんから神社や土地の歴史のお話をゆっくり聴かせていただいて、表情が柔らかくなって清々しい気持ちで帰ってきました。日常生活を少し距離を置いて見つめる良い時間となりました。

 17歳というのは、きっといろいろと気をつけたい大事な時期なんですよね。

 勉強も大事なんですが(さすがにそろそろ勉強してほしい・・)、物事は部分と部分というふうに分けられることではないのかなとも思われ、気持ちを落ち着けて、娘を静かに見守るべく精進したいです。