君と歩いた道

シングルマザーもものブログです。公立の中高一貫校に通う娘がいます。

受検番号の思い出

2年前の娘の受検番号は、実は数字の配列が語呂合わせ的に縁起でもない並び方でした。

受検票が自宅に届いたとき、私は「マジか」と思いつつ、一瞬「お口にチャック」かと迷いましたが、娘が気づいて1人で落ち込まれてもいやなので、あえてそれを笑い話のように伝えました。案の定、娘は泣きそうになりましたが、モノは考えようだと励ました。

そんな、いわくつきの受検番号。

昨年の合格発表では、娘と同じ受検番号を見つけひとしきり感激しましたが、2度あることは3度ありません。今年は見つけられませんでした。そして、娘の前後の受検番号は合格。

娘と同じ受検番号の君が、この合格者発表を見たときの口惜しさがしのばれます。

そんなことを娘に伝えると、「◯◯ちゃんのはあった?」と聞かれました。一緒に受検した娘の幼なじみです。たまたま受検番号が近く、同じ教室で検査を受けた。そしてそろって合格した。◯◯ちゃんの受検番号も、今年はなかったです。

ふと思うのは、毎年もれなく合格している受検番号ってないのかなということ。

初年度から現在までの過去◯年分の合格者発表のデータがあれば、受検番号ごとに合格率を出してみたくなりますが、そんなデータは持ち合わせておりませんから無理です。くだらないこと言ってすみません。

合格発表当日、2年前も寒かったです。冷たい雨が降りしきる中、娘はランドセルを背負って登校前に見に行きました。受かっても落ちても、その風景を目に焼き付けて、肌で感じてほしいなと思っていましたが、娘も同じく自分の目で確かめたかったようです。

自分の受検番号を見つけたときの、あの喜びを忘れないでほしいというのは親の願望で、娘たちは立ち止まることなく前に進んでいきます。新しい経験が入ってくると同時に、古い経験は記憶から遠去かっていく。

いつだって現在進行形。過去に思いを馳せない。それが成長期の子どもならではの、若さゆえの強みなんでしょうね。