お金の使い方が一目でわかる記録
娘に、出納帳のようなおこづかい帳を買ったことは小学生の頃から何度となくありました。そのたびに、入ってくるお金をここに書き、出て行くお金をここに書き、残ったお金をここに書く、というふうに使い方を書いて見せたりして。
ですが、なぜか長続きしないんですよね。
何度も挫折して、娘曰く「おこづかい帳は形式がわかりにくい。普通のノートに書きたい」と言うので、それもいいだろうと思って、普通のノートにお手本を書いて見せました。
書き方が決まっていなければ、その都度わかりやすい書き方を考えながら書くことができ、考えた跡が残るのが良いです。
どうも娘の中で、自分のおこづかいと、母からの目的別の預り金の区別がつかず、自分のおこづかいが足りなくなると母からの預り金から補填して、「残ったお金がおつり」、「自分のおこづかいから足りない分を出したので返して」と言ってくる。
お金の動きがわかっておらず、聞いているだけでも混乱しているのがわかります。ところが本人には、それがわからない。
中2なんだけどな・・・
こんな簡単なことがわからないのかと、私はややショックを受けています。
そこで、預り金についてはその都度簿記の試算表のように考えてみることに。借方と貸方は必ず一致する。残った残高を母に返せばゼロになり、不足した残高を母が補填してもゼロになる。
そこに、自分のおこづかいの記録を一緒に書かないこと。
自分のお金と預り金は分けて考える。実際には自分のおこづかいを流用していてもね。お金には意味があり、何でも一緒にして考えたらダメなの。
決まった書式に決まった書き方で書かなくてもいい。お金を使う都度、おこづかいから買ったもの、預り金から買ったものと分けて計算する。
それぞれ、左の列に持っているお金と入ってきたお金を書き、右の列に使ったお金を書く。左の列の合計−右の列の合計がプラスなら余り、左の列の合計−右の列の合計がマイナスなら不足。
挫折を繰り返してきたお金の記録ですが、めげずに再挑戦してもらいます。