子どもとスマホ
子どもにスマホを使わせるときに、よく耳にするのはルールづくりが大切ということです。しかし、ルールをつくっても守られなかったらどうすればいいのでしょうか。守らないのは本人の責任ということで、泳がせておけばいいのでしょうか。
子どもの年齢、学年によっても対応は変わってくると思います。
ルールというのは、つくる側からすれば守らせるのが目的ですが、抜け道があって当然ですし、破るためにあるという認識だってあるくらいです。ペナルティを課すのも現実的ではありません。結局ルールには、本人の心がけ以上の縛りはないと思われます。あればあったで息苦しいです。
それなら、子どもと共有するスマホルールって、どこまでのことをいうのでしょうか。スマホの使い方と使わせ方に立ち返って考えてみます。どんな方法があるか。
●家庭でルールをつくり共有する
・1日1時間など時間を決める。
・充電はリビングなど、夜◯時以降はリビングに置く。寝室には持ち込まない。
・それでも夜中に起き出して、リビングから持ち出して布団の中で使う子どもの場合
・ルールが守られない場合
・フィルタリングソフトやアプリなどで時間制限、閲覧制限をかける。
●子どもに持たせて管理も自分でさせる。
・子どもが自主規制できたら理想的ですが、なかなか難しいですよね。
・スマホ依存になりやすい子どもの場合とそうでない場合で、子どもの心身、生活、学習への影響は異なると思います。
・子どもはルールを守っていると言いますが、実際のところは把握できません。そこは子どもにまかせる。まかせることによって、使い方を学んでいく機会になります。
・できればです。みんながみんなできるとは思えません。
●子どもが使うときに貸し出す。
・管理されることに伴う弊害はストレス。自分で管理することを学べないので、いざ自由に使えるようになったときに弾けてしまうのではないかという懸念。自由化のタイミングはいつが良いか。
・子どもの成長に応じて、段階を踏んで制限を緩めていく。
学習時間が奪われるだけではなく、成長期の子どもの脳の発達への影響がいちばん気になります。その意味では、中学卒業くらいまではできれば使わせたくない。
それでも、学校や部活の連絡ツールとして欠かせなくなっている状況を考えると、やむなく与えるとして、子ども向けのフィルタリングソフトなどを使って時間制限をかけて物理的に一定時間以上は使えなくするか。
小学生のときに中学受験の勉強をガッツリやってきた子と、中学に入ってからガッツリ勉強しなければならない子とでは、同じ中学入学と同時のスマホ解禁でも影響のあり方は違うような気がします。
理想としては、ルールを共有した上で自由に使わせることで、自分でスマホとの付き合い方を学んでいってほしいと思いますが、何せ電磁波が出る通信機器です。それなので、ポイントはそのタイミングでしょうか。
我が家では、中3か、高1かなぁ。
いざとなれば、スマホなんかなくても生きていけるのに。面倒くさい時代です。