君と歩いた道

2017年に公立中高一貫校に入学した娘は、2023年に大学生になりました。

私立受験前の最後の週末

 娘の国立出願を終えて、私立受験前の最後の週末。何かやっておくことはないかなと。

 出願は私立・国立ともほぼ私がやりました。カード決済があるので念のため、私のスマホでWEB出願しました。出願書類発送後、娘のスマホで大学ごとのマイページにアクセス。IDとパスワード、一連の手続きの経緯をメモして娘にわたします。最後に一緒に、今度は自分で各大学のマイページにアクセスしてもらい、受験番号、受験票が出ない共テ利用の受験番号の取得について確認しました。すでに出ている大学、まだ出ていない大学はいつ確認できるのかなど。

 現在我が家にはプリンタがないため、一連の手続きの印刷にはコンビニプリントを利用しました。私が休みの週末に一気に出願完了すべく一日にコンビニを何往復もしました。プリンタを所有していたら、ある程度本人にまかせて親はチェックに専念できるかもしれません。娘が大学に入学してPCを買うときには併せて購入を検討するかもですが、プリンタを買うと紙やインクも買うことになるので当面はコンビニで様子見が濃厚です。

 出願は一区切りしつつも、娘は相変わらず気が向いたら勉強するみたいな過ごし方で。受験本番まで1週間を切っている受験生とは思えない。手続きは学校や親がやってくれて当たり前、情報は入ってきて当たり前、入ってこなかったら情報をわかりやすく出さない方に問題があるとでも言い出しかねない昨今の風潮までよぎり複雑な思いです。

 ともあれ、入試要項は受験前にもう一度熟読してもらいます。

共通テストの結果と国立出願

 共通テストの結果は、娘にしては頑張ったのがわかる結果でした。しかしそれでは志望校の合格は厳しい。奇跡でも起こらない限り。それでも、大学も学部学科も変えずに受けたいと言う。どこまで本気なのか。誰に相談するわけでもなく、娘が自分で決めました。

 いよいよ国立の出願期間に入り、WEB登録してマイページを作成、出願と進めてみると、国立もまた出願時に主体性評価の作文を入力しないといけなかった。私立と文字数が違うし、合格判定ライン上に位置する志願者の選抜に用いるとわざわざ明示している点は私立と明らかに違うしで、娘は一から書き直すことに。

 娘の作文が出来上がるまで出願待ち。途中まで入力した内容を保存できたから良かったです。今日中に書くと言いながら書き上げてこない。待って急かして待って急かして、数日後ようやくWEB出願、受験料決済、志願票印刷まで漕ぎ着けました。

 そしてもう一度、本人と出願書類の最終確認のため入試要項を読ませたら「後期の出願期間も前期と同じなんだよね」と言うのです。私「そうだね」と言ったあとに「ひょっとして、後期も出願するつもり?」と尋ねると「したいんだけど」と。後期は前期より難易度が上がって厳しいと話していたのですが、出願希望とは聞いていませんでした。勘弁してほしい。受けるからには合格するつもりで受けてほしいのですが。

 大急ぎで後期もWEB出願、受験料決済、志願票印刷まで進め、前期と後期の必要書類を左右に並べました。さあ、封筒に宛名ラベルを貼って、封入して、必要書類チェックして。確認漏れはないですか? そしたら、郵便局に持ち込み速達簡易書留発送。それは私がやりました。

 というわけで、娘は相変わらずのほほーんとしています。何なんでしょうか。

WEB出願、受験料クレジット決済、速達簡易書留

 明けましておめでとうございます。今年もよろしく・・とご挨拶させていただくには、ずいぶん更新が空いてしまいました。着火する様子を見せない我が家の受験生を尻目に、見守ることしかできない日々が続いています。

 年明けまもなく多くの私大で出願が開始されました。結局この直前に至るまで、娘は自分の考えを示さずはっきりしない。学校や塾の講習は行ったり行かなかったり。自分で行きたいと言って申込した講習なのに責任を感じていないというか、他者に対する批判ばかり一人前で、受験できることが当たり前みたいに思ってそうです。

 そんな娘の将来を案じながら、かといってここで立ち止まることもできず、再考に再考を重ね最終的に併願私大4校 (学科別+共テ利用3校、共テ単独1校) にしぼりWEB出願と受験料のクレジット決済を完了しました。必要書類郵送のために宛名ラベルを印刷して角2封筒に貼付し封入物をセット。連休中にゆうゆう窓口から速達簡易書留で発送予定です。ここまで私がしました。私が受験するみたいです。

 娘みたいな甘ったれは、早々に家を出させて一人暮らしさせた方がいいのかもですが、私にそんな経済力はなく、就職するまでは同居がベターとも思われます。共通テストまで1週間を切り、とにかく受験生の間は受験に専念してもらうほかありません。親も同様です。

 明日は成人の日です。成人式は2年後ですが、成人として初心を確認する日になるのでしょうか。無理がありますね。

赤本と塾の教材が届くが未開封のまま

 人によってはとっくに受験本番かもしれませんが、我が家では受験本番が始まるのは今か今かと相変わらず見守るばかりです。ひょっとしたら最後まで受験本番は来ないかもしれないとさえ脳裏をよぎり、いやいやいやそんな負のイメージはどこかへ行っちゃってもらうべく頭をぶるんぶるん振る日々。

 そんな夏休みの終盤、予約していた赤本と塾の2学期の教材が届きました。娘は赤本を買うのは第1志望の国立だけでいいと言うので1冊だけ注文。併願の赤本は学校のを使うそうです。

 けれど、届いた赤本の頁をめくるとか、教材を開封して予習するなど始めた気配はなく。到着が待ち切れなくてやっと届いた教材に飛びつくという様子は娘には見られません。

 学校も塾も今日からスタートですが、朝登校していく娘の後ろ姿に「今日は塾だよね?」と声をかけましたら足がピタッと止まりました。え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・娘はおもむろに戻ってきて、玄関で「塾の封筒を取って」と言う。はーーーー? 頭に血が上るのを抑えながら私が探し出した封筒は、当日の朝にまだ開封もされていませんでした。しかも教材を忘れていくどころか、今日から塾だと確認もしていなかった。娘は「夏休み明けに元気で登校しようとしているんだからもっと感謝されてもいい」などとブツブツ言いながら登校していきました。

 夏休みが終わって学校が始まれば、受験本番のムードに巻き込まれて焦り出してくれるのではと期待していたのですが。うちの子はいったいどこへ向かっているのか。

受験学年の三者面談

 夏休みの期間中に学校で三者面談がありました。受験学年ともなると、例年の倍の時間枠を用意してくれました。

 今回は、私からは特に質問など用意せず、先生の話を注意深く聴き、先生の質問に答え、娘の話に付け足す程度の発言にとどめ、とにかく先生が用意してくださった資料をよく読むことに注力しました。

 先生は、これからが勝負だから、これからが伸びる時期だから、と熱心に励ましてくださいます。私はそれで単純にその気になるのですが、娘は頑なに慎重で・・

 娘は調子に乗って失敗するのが怖いから思考は慎重なんですよ。しかしそれだけ慎重なら、スマホ断ちして勉強時間を増やせばいいのに、と心の中でこっそり呟く母なのです。