君と歩いた道

2017年に公立中高一貫校に入学した娘は、2023年に大学生になりました。

ドラゴン桜の再放送

 『ドラゴン桜』は2005年7月期のドラマで、TBS金曜22時の枠で放映されていたらしいです。

 この頃は自分どうしていたかと振り返る。

 生後54日で慣らし保育を始めた娘は、保育園0歳児クラスで2年目を迎え、1歳になった頃。月齢が早かったので、同じクラスのお友達の中では成長が早くおてんばだった。一方、感染症で月の半分も登園できないことも。私は時短勤務が終わり、6時台に預け、19時までに滑り込みお迎えというサイクルに限界を感じ、通勤に取られる時間を娘と一緒にいる時間にシフトしたいと考え始めていた。

 そんな頃のドラマ。観た記憶がないのは、観ていないからでしょうね。

 というわけで、『ドラゴン桜』新シリーズ開始に先駆けて、深夜の再放送を録画予約しました。今回初めて観ることになりますが、さっそく第1回を観て、東大に行きたくなりました。影響されやすいです。

卒業まであと2年

 新年度になりました。娘は4学年を修了し、5学年に進級したようです。留年の話は出ていないのでたぶん。この「無事に進級した」ということが、本人にとってはうれしすぎて可笑しくなるほど、重く引っかかっていたことでした。

 

 学年末の考査では、なんで下がっちゃうかなーという成績を持ち帰りました。

 年度前半は長い休校期間があって学年全体の成績が下がったせいか、娘の頑張り以上に立ち位置は中の上に上向きに移動しました。けれども年度末は、中に戻りました。

 模試の分析では、バランスを圧倒的に悪くしているのが数学。ひょっとして国語と英語ができすぎて数学が悪いように見えるだけなのかと娘に尋ねましたら、いや数学が悪いのだということでした。

 通知表は、できる科目が4で、できない科目が3という感じです。学力の目安にはなりません。努力に対する評価と受け止めています。

 

 気がついたら、卒業まであと2年です。入学したときはたっぷり6年あった時間が、あと2年しかない、6学年のうちの5学年になる、それが娘は受け入れられないと言います。

 2年前の自分は幼かった、2年前の自分は、自分自身のその幼さがわからなかった、そんな気づきもあったようです。

 この1年を、後悔のないように最大限の力を発揮すべく頑張ってほしいな。本当に。

 春休みの宿題は、まだ終わっていないようです。

学年末考査を目前に控えて高1を振り返る

 高1の学年末考査が近づいてきました。果たして、娘はどういう結果を出してくるのでしょうか。様子を見る限り、テスト前の緊張感はさほどなく、相変わらずマイペースで休憩時間の方が長いです。

 私は思わず「勉強しないの?」と言いたくなるので、ここはぐっと呑み込んで高1の1年間を振り返りたいと思います。

 

 昨年3月から5月にかけての休校中に、娘は高校生になりました。

 休校期間中は、家族が多い私の実家で過ごしておりましたので、生活は安定していました。しかし勉強は・・おそらくやっていたのは学校の課題のみです。

 中学の復習を徹底的にやるにはチャンスの休校期間でしたが、時間があるからこそどんどん自分で進めていくという、良い意味でのオタクの要素が娘にはなく、チャンスは溝に捨ててきたと思われます。

 

 学校が再開し、高校生活がスタートします。休校で遅れたカリキュラムを取り戻すべく、夏休みは短縮され、ぎゅうぎゅう詰めの学校生活でしたが、それも時間とともに慣れていきます。

 高校生になった実感は、校則が緩くなることで徐々に味わってきたのかな。ネクタイの色が変わったり、スカートを短くしたりして。

 高校課程は中学と違って単位を落とすと留年することを、学校から再三注意喚起されてきました。娘はそれを酷く畏れていましたが、定期考査の成績が出てくる過程を何度か経験し、だんだん油断してきているようです。留年は大丈夫そう!みたいな。

 いやいや、目標はそこですか?(無言のダメ出し)

 

 夏休みに志望大学を吟味し、休み明けに高2の文理選択の希望など進路調査が始まります。娘は、迷わず文系を選択。そんなに迷わなくて本当に後悔しないのかと、こちらが狼狽えるほど即決でした。

 娘の場合、将来の職業に対するイメージがまだ漠然としており、職業選択のための文理選択や学部選択ではなく、娘にとって身近な分野であったり、教科の得手不得手で決めた結果です。

 

 秋、塾に通い始めました。英語だけですが、見る限り困っている様子はなく、余裕がありそうです。習い事感覚で通っているようにも見えます。せっかく塾に行っているのだから、英語は満点目指してね。

 

 先月の共通テスト同日模試のあと、高2に向けてのこの3か月の取り組みが、1年後の志望校への立ち位置を決める、そこを意識した学習が重要であることを、娘と話しています。

 模試の結果では、高1の1月時点で、志望校を同時期に第1志望としていた合格者の平均点を下回っています。この各時点での平均点を1年かけて超えていくために、高2に向けた3か月をどう過ごすかが鍵になるという意味で、とても大事なスタートダッシュなのです。

 ところが、その戦略を娘がどこまで実感として腹に落とし込んでいるのか、娘の日頃の様子から感じ取ることはできません。

 

 娘の成績は現在、学年で真ん中の大きな団子に紛れています。一方で娘の志望校は、学年上位◯割くらいに入っていないと、目指すことすら無謀。

 そして娘は、この◯割に入るということがどこか他人事で、優秀な◯◯さん◯◯くんの話題のように話します。あなたが目指している志望校は、その優秀な誰かさんが目指す学校なんですよ? そろそろあなた自身の受験としっかり向き合って。

 というわけで、学年末です。高1の集大成を見せてください。

ペンチの働き

 先月半ばの話です。100円ショップでペンチを買いました。何を隠そう、ペンチを買うのはこれが初めてです。それまでペンチがどういう働きをするものなのか、恥ずかしながら知りませんでした。

 今回なぜペンチに行き着いたのかというと・・

 

 この冬ヒーターを使おうとしたら、コンセントの先が曲がっており差し込み口に差し込むことができません。

 実は、このヒーター購入してまだ3年ですが、コンセントのトラブルは2度目です。「えー、またー?」とげんなりしてしまい、日ごと募る寒さにしばらく堪えておりましたが、これ以上ヒーターなしは無理となったとき、2年前に修理交換に来てもらったメーカーの作業員さんとのやりとりを思い出したのです。

 交換が終わって作業員さんが帰るときに、「コンセントの先が曲がったときに修理を頼む前にできることってありますか?」と私は尋ねました。すると「まずペンチでちょちょっとやってみて・・」と言われ、「ペンチですね」と私は復唱したのです。

 

 ペンチについて調べてみると、種類があることがわかりました。その違いをざっくりと押さえ、最寄りの100円ショップに行ったところ、そのお店には3種類のペンチが置いてありました。

 複雑な機能で使いこなせないともったいないので、買うのはただの「ペンチ」にしました。

 

 いざ使ってみると、驚きました。私はペンチという道具の存在こそ知っていましたが、ただ挟むものだと思っていたのです。

 硬い金属をぐにゃぐにゃと自由自在に曲げたり伸ばしたりできることを、今回自分でやってみて初めて感触として知りました。大して力を入れなくても、そんなことができることに衝撃を受けました。これが、てこの原理なのかと。ペンチかっけー。

 また、自分の無知さ加減にも、痛く感動してしまいました。知らないことは、まだまだいっぱいあるのです。

iDeCoの年金加入確認通知書が届きました

 iDeCoとは個人型確定拠出年金(英語表記:individual-type Defined Contribution pension plan)の愛称で、毎月決まった金額を積み立てて運用することで老後に備える公的制度です。

 その申込書類を年の初めに発送していたのですが、先日やっと国民年金基金連合会から加入確認通知書が届きました。今月からいよいよ納付が始まります。

 

 すでに加入されている方も多くいらっしゃると思いますが、私は数年にわたって、情報収集とともに始めるべきか否か迷いました。

 運用の側面から考えると、若い方が加入するほどのメリットは得られないけれど、節税の側面から考え、たった10年の加入期間だとしても、少なくとも娘の大学卒業と就職までの間の家計費の負担軽減にはなるのではないか。

 また、私は厚生年金の被保険者で、掛金の上限が23,000円のケースです。途中で引き出せないので、10年以上払い続けられるのかということと、掛金の金額が迷うポイントでした。

 そのへんをうんと考え、やってやろうと決断しました。とりあえず今年の年末調整が待ち遠しいです。

 

 10年後には、娘は26歳になっています。順調に行けば、就職したり結婚したりしているでしょう。私は年金受給まで数年。その年金も、それだけで生活していくには足りない金額なので、受給開始後も時間給で働くとかして補うのかもしれません。

 年金や税金をたくさん納付してきて、迎える老後。納付期間も受給期間も、生きていくだけで大変な時勢ですが、健康で生きていられたら、きっといいことがあるのでしょう。

 ささやかな楽しみを見つけたいと思いつつ、まだまだ正念場は続きます。