先月半ばの話です。100円ショップでペンチを買いました。何を隠そう、ペンチを買うのはこれが初めてです。それまでペンチがどういう働きをするものなのか、恥ずかしながら知りませんでした。
今回なぜペンチに行き着いたのかというと・・
この冬ヒーターを使おうとしたら、コンセントの先が曲がっており差し込み口に差し込むことができません。
実は、このヒーター購入してまだ3年ですが、コンセントのトラブルは2度目です。「えー、またー?」とげんなりしてしまい、日ごと募る寒さにしばらく堪えておりましたが、これ以上ヒーターなしは無理となったとき、2年前に修理交換に来てもらったメーカーの作業員さんとのやりとりを思い出したのです。
交換が終わって作業員さんが帰るときに、「コンセントの先が曲がったときに修理を頼む前にできることってありますか?」と私は尋ねました。すると「まずペンチでちょちょっとやってみて・・」と言われ、「ペンチですね」と私は復唱したのです。
ペンチについて調べてみると、種類があることがわかりました。その違いをざっくりと押さえ、最寄りの100円ショップに行ったところ、そのお店には3種類のペンチが置いてありました。
複雑な機能で使いこなせないともったいないので、買うのはただの「ペンチ」にしました。
いざ使ってみると、驚きました。私はペンチという道具の存在こそ知っていましたが、ただ挟むものだと思っていたのです。
硬い金属をぐにゃぐにゃと自由自在に曲げたり伸ばしたりできることを、今回自分でやってみて初めて感触として知りました。大して力を入れなくても、そんなことができることに衝撃を受けました。これが、てこの原理なのかと。ペンチかっけー。
また、自分の無知さ加減にも、痛く感動してしまいました。知らないことは、まだまだいっぱいあるのです。