通勤の朝、家を出て歩き始めた道すがら、いきなり腰が痛み出し動けなくなった。
足を一歩出そうとしても、痛くて出せない。前かがみになる上体を起こそうとしても、痛くて起こせない。道端でお辞儀の姿勢のまま動けないー
家に戻るか?それともとりあえず会社行っちゃう?どっちにしても大変だ。
ちなみに通りすがりの人々の瞳には、わたしは映らないようで、立ち止まることもなく一定のペースで通り過ぎていく。痛みを感じながら、そんな様子も見えていた。
結局、休み休み歩を進め、何とか会社に着いた。
その日は外出する仕事があり、通常なら歩いて行く距離だったが電車に乗った。早めに出てゆっくり歩いた。
午後には歩けるくらいには痛みが引いたんだけど、実は痛みは、動けないほどじゃない痛みは前からあった。痛みをコントロールして体を動かしていた。
だから今日は整形外科に来た。
地元に開業して1年ほどの新しいクリニック。思わず、かかりつけの整形外科と比べる。
医療機器は最先端、設備は新しく内装はきれい、スタッフは若くてパワーをくれる、気のせいかクリニック全体に躍動感がみなぎっているっていうの?そして、院長の初診の印象はまあまあ悪くない、
これは患者さん持っていかれるよな、なんて妙に納得してしまった。最近のかかりつけ整形外科さん、一時の激混みが嘘のように閑散としていたから・・・・・
今日もまた、開業医の世代交代が進んでいるのを感じた。