君と歩いた道

シングルマザーもものブログです。公立の中高一貫校に通う娘がいます。

感染拡大中でも無観客で試合開催

 過去最多の感染拡大を更新しながら、高体連の試合が中止にならないのは、現時点で関係者からクラスターが出ていないからでしょうか。よもや、クラスターが出ても実施するのかもしれません。どこまで感染拡大したら中止するのでしょうか。感染防止を徹底して実施するという決定は、当日まで変更されませんでした。

 娘の部活の話題です。

 部活をやるにあたって、ソーシャルディスタンスや声を出さないというのはなし崩しになっているようですが、マスク、シールド、手洗い、検温、消毒などの対策は講じています。練習に使う場所の消毒は、部員たちが自分でやっています。その効果もあるかもですし、たまたまかもしれませんが、休校明け1か月後の再開から半年、娘の部活で感染者確認は出ていません。

 けれど、一人でも感染すれば、あっという間に拡がるのだろうと思います。少なくとも、地元自治体の新規感染者数は高止まりで、小中学校や保育園の感染者確認は、ほぼ毎日更新されています。

 

 集団において、感染拡大防止のための線引きの難しさはわかります。娘は学校に行っていますし、部活は再開後しばらく自主的に休んでいましたが、その後他の部員より遅れて再開しました。部活も学校生活の一部であるから、中には活動を自粛し続けることに支障が出る面もあるのだろうと思います。

 それでは公式試合はどうなのか。来年がある学年はさておき、引退まで半年しかない学年にとっては、コロナ禍でもやりたい(やらせたい)ということでしょうか。感染防止を徹底すれば?(感染拡大で誰が罹ってもおかしくないから、感染してもしょうがない?)

 

 いずれにしても、重症者、死亡者が増えていて、それが身近な人のそれでなければ、自分ごとではないのか。仮に身近な人のそれでも、自然の摂理として割り切っているのか。他人の死亡を減らすために、少しでも我慢することはできないのか。便利で豊かな暮らしに慣れ切って、人間が総じて我慢ができない生き物になってきているのか。あるいは、何も考えていないのか。あるいは、考えていても行動しないのか。平和な現代の優先順位が、これなのか。責任のなすり合いの果てが、これなのか。

 感染防止を個人の自粛に頼り過ぎているのが政府や行政の怠慢だとしても、個人が判断し行動することは誰かに恩着せてやってあげることではなく、自分の責任でやることです。お互いに責任転嫁していても感染拡大は止まらない。

 

 と言いながら、部活をやりたいという娘を、私も止められないのです。試合に出るなとも言えません。人混みを避けて、消毒と手洗いして、と何度も言っていることを毎日繰り返すのです。感染防止、感染拡大防止のために部活を休むと顧問から睨まれる側面があり、「そんな部活やめちゃえば」と振りますが、それでも娘は部活を引退までやりたいのです。

 仕事でたまに公共交通機関を利用して移動することがありますが、電車の中や街には人があふれています。感染拡大中とは思えない人混みです。電車の中で、声高に喋っているグループもいます。娘は私以上に、この人混みに接しているということになります。

 軽症でホテル療養中の50代男性が急性気管支肺炎で死亡したと報道されましたが、その方だってまさか自分が死亡するとは思っていなかったでしょう。私も感染すれば、重症化して死亡しないとは言えない。それを想像しながら、娘と暮らし、テレワークではなく飛び回る仕事に日々従事しています。