君と歩いた道

シングルマザーもものブログです。公立の中高一貫校に通う娘がいます。

赤点がなくて良かったのか?

 定期考査が一通り終わった日の夜、娘は最悪の手応えにひどく落ち込んでおいおい泣きました。その落ち込みようは、入学者選抜の適性検査が終わって合格者発表が出るまでの落ち込みに匹敵すると言っても過言ではないかも。「もうダメだ!留年だ!」と叫びながら泣きじゃくるのです。

 そして近々、担任との面談が迫っており二者か三者かを選べるのですが、娘「ママ来て〜!先生と一対一で話せる自信がない〜!」などと助けを求めてきました。私はもともと三者面談のつもりでしたが「行くよー!」と応えました。

 とにかく娘は、担任から何か(留年)を宣告されるのではないかとビクビクしているのです。一人でそれを受け止めるのは無理だと。高1が始まったばかりのこの時期に、ちょっと的外れな心配のようにも見えますが、娘としては本気なのです。

 私「まだ7月なんだから、これから上げ上げでいけばいいんじゃないのー?」と言うと、「勉強(すること)ができないんだ〜〜ああああ」と泣き叫ぶのです。

 

 いっぺんに全部をやろうとして、実際それをやり遂げることができたとしても、そこで気が抜けて終わっちゃったら勉強の場合はダメなんだよね。1日1時間でも、やることを決めて、毎日続けることが大事。雨の日も風の日も、続けることが大事なの。少ししかできなくても毎日やること。そうして続けていくことができたら、ある日突然気がつくことがあるよ。これだ!って腑に落ちることがきっとあるよ。それまでは、信じて毎日続けること。

 落ち込む娘に、考えに考えて発した言葉がそれで(母の語彙力)、当たり前のことしか言えないもどかしさにため息が出ます。

 

 ところが、テストが続々と返ってきてみると、結果は娘が思っていたより悪くなかったようで、悪い教科は悪いのですが、恐れていたほど全部は悪くなかった(いや、悪くないわけではないのです・・)。

 これは娘の場合ありがちな展開で、最悪じゃないと安心してしまうのです。娘の落ち込みはいつの間にかどこかへ吹っ飛んでいました。首がつながった喜びで、テスト返却時の裏話をあれこれ話してくれます。しかも、前回の考査で設定した褒美制度のお小遣いをせっせと計算し始めました。

 前回の褒美制度は科目ごとに、

平均以上 ⭐︎
8割以上 ⭐︎⭐︎
9割以上 ⭐︎⭐︎⭐︎

 としていました。今回の結果に当てはめて数えると、⭐︎は10個になりました。⭐︎1個は300円なので、締めて3,000円のお小遣いです。

 

 しかし、娘は今や高校生です。高校生として、⭐︎が10個で3,000円儲け!と喜んでいていいのだろうか・・「もう褒美制度は卒業しないか?」と提案するも、「やーだもん!」とか。この手法は、うちの娘には失敗だったかな。

 あんなに泣くほど落ち込んだこと、忘れないで次につなげてほしいのですが、その点は何度繰り返しても学ばないのか。学ぼうよ。やっつけ勉強で落ち込むのは、これきりにしよう!!!!!!

 ちなみに平均未満は、10科目のうち4科目でした。