君と歩いた道

シングルマザーもものブログです。公立の中高一貫校に通う娘がいます。

空白ばかりの年間予定表

 先日ようやく、娘の学校で今年度の年間予定表が配布されました。例年だと最初の保護者会で配布される年度のスケジュールですが、すでに6月も下旬です。7月が目前まで迫っている。そこにあるのは、臨時休校や感染防止対策で修正を入れた後の、例年とは明らかに違う年間予定です。

 年度前半は、入るはずだった行事という行事がことごとく消えて空白ばかりです。体育祭も、文化祭も、何もかもできないだろうとは思っていたものの、暗黙に中止を突きつけられて言葉を失いました。

 いくら学校が再開しても、感染防止でできないことだらけですから、遅れている履修カリキュラムを進めることに専念するしかないような、めいっぱいの終日授業になりそうです。修学旅行など、何としても中止は避けたい行事は、年度終盤ギリギリにねじ込まれています。

 

 それで、ふと浮かんだ疑問。これで本当に、来年3月末までに年度が終わるのだろうか。

 学習に関しては、今までは行事に部活に忙しい学校生活で、限られた時間の中から頭をつかって時間をひねり出し勉強する方が、ただ勉強だけしているより集中力が研ぎ澄まされて学力が伸びるというのが学校の方針でした。それがしばらく通用しなくなり、代わりに考えられるのは、今できることをやるという考え方。

 実践できたら最強ですが、それができる生徒はほんの一握りなのでしょう。学校の存在意義は、それができないその他大勢の底上げのためにあるのでしょうし。

 娘の場合は、忙しくても暇でもあまり動じないというか、いたってマイペースなんですよね。取り立てて悲観的ではないけれど、プレッシャーだけは人一倍で、そのくせ学校側の作戦なんてどこ吹く風。相変わらずまったりとした亀の歩みなので、口を出さないで見ているのは本当に難しいです。

 

 呆気なく萎んでしまった話ではありますが、少なくとも今年度の教育関係の年度末を来年8月末に遅らせて、来年度からみんなそろって9月スタートじゃダメなの?とまだ思いますね。今年度だけ、年度期間を1年5か月に延長するわけです。

 休校期間の学費についてはあまり話題に上りませんが、仮に戻らないとすればそれを延長する5か月に充てて、延長期間の実費が新たに発生するならそこは請求するようにするのはどうでしょうか。

 そしたら、空白の期間にできなかった学校行事を1年後にずらして実施できるようになり、そうすると一応年度内の実施が可能になります。卒業学年は、最後の行事を諦めなくてもよくなるかもしれません。