君と歩いた道

シングルマザーもものブログです。公立の中高一貫校に通う娘がいます。

教育の機会均等とオンライン授業の実用化

 大学だと、3月の時点で休校期間が長引くことを想定し準備を始め、4月初旬からオンライン授業を速やかに導入した学校もありましたね。少なくとも4月が終わる時点では、導入する大学が徐々に増えてきたように見えます。

 先見性の価値を痛感しますね。横並びに動くのではなく、誰もどこもやっていなくても、先陣を切ってスタートさせることができる大学。今後は、学びに対する大学のリスク管理が、受験生にとって学校選びの参考にもなると思います。

 

 一方で、小中高にとってのオンライン授業の実用化は、大学ほどスムーズに進まないことを感じています。もともとPCやタブレット端末など1人1台の標準使用を採用していた学校では導入しやすい面があるかもしれませんが、まったく導入していなかった学校では、いざ導入しても順調に運用できるまでに手探り状態が続きます。

 また、導入が容易に進まない理由として、各家庭でオンライン学習を利用できるかどうかがあるのですよね。大学では入学時に自分専用のPCを持っていなければ買うので進めやすいですが、小中高では家庭で共有するPCはあるけれど自分専用ではない場合が多く、親がテレワークで使う、きょうだいも使うなどで、交代で使うみたいなことになる。PCを自宅に持たない場合もある。

 そういう事情を知ってくると、何かうまいアイディアというか、良い方法がないかなあ・・と思いますね。

 仮に、双方向(インタラクティヴ)のオンライン授業が可能となるのであれば、それを実施したうえで、その時間にPC利用ができない場合は、同じ授業の動画をYouTubeで視聴できるようにするのはどうかな、などあれこれ考えています。質問は個別にとか。

 

 我が家の場合、ネット環境の不具合で事実上PCを持たない期間が長かったのですが、今のノートを2年前に購入し、ケーブルテレビの利用に切り替えたことでネット環境が改善しました。それでも必要なときだけ開けるという使い方で、滅多に開けず、普段はしまってあるみたいな実情です。

 PCの定位置がないというのもあります。PC台を買って、PC台を置く場所を作って、その定位置にPCがどーんと鎮座できれば開けやすくなるでしょう。小さなおうちで、PC専用のスペースを捻出するのは悩ましいですけれどね。

 子どもがオンライン授業を受けられるようにするために、それが我が家に必要な家庭内改革なのかもしれません。実は今回のこんな状況になる前から、その必要性は感じていたのですが、まだ手つかずでした。

 あるいは・・Wi-Fi専用のタブレット端末の存在を思い出しました。たまに子どもが調べ物や趣味に使っていた。オンライン授業を受けるだけなら、タブレットでもいいかな。

 

 この際だから、積極的に推進する。柔軟に決断する。9月入学制度についてだけではなく、その姿勢が今後さらに必要になってきますよね。

 ちなみに入学時期については、個人的には9月でも4月でも、教育の機会均等のために最良の判断ができればいいと思います。ただ、新型コロナ感染の心配がなくならないことには、学校が再開されても自主休校なんてことになりかねませんから、そのへんも踏まえた慎重な判断は抜かりなくありたいです。

 そして、感染防止のために外出しないことと正しい手洗いを、引き続き頑張ります。